まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1710 吉野川分水・県営飛鳥工区(1)

2022-02-06 18:15:25 | 吉野川分水
よろしくお願いします。


このところネットの接続があんまりに不調で、全然つながらない日が続いています。本文作成のページももちろんのこと、前回2日連続で更新して調子に乗れるかと思ったら、そこから4日連続の接続不良、まあやっとつながってくれたので気を取り直して本文と行きましょう。今回は吉野川分水巡り、2回に渡って飛鳥工区を追って行きたいと思います。























飛鳥工区にある主要水路は3本、上にある水路の地図では2つの矢印を記しましたが、まずは緑色の矢印、飛鳥1号工区水路を追っていくこととします。高取町にある東部幹線水路の分水工から支線が分かれているが、その姿はもちろん見ることができないので、地図を頼りにしてその水路がありそうな道を進んで行く。高取町役場の下の道には写真4枚目、5枚目にあるように、それっぽいマンホールや表示の看板があるがまだ半信半疑、とりあえず先へと進んで行くとひとつ分水槽を見つけた。この経路で合っているんだと言う感覚を得ることができたが、この先は水路は山の方に入ってしまいそれを追う道もなくなってしまうので、この水路巡りについてはそこであっけなく終わってしまった。高取国際高校の前を通り過ぎて近鉄吉野線の踏切を渡って明日香村へ、次は明日香村を通る吉野川分水路を巡ることとしましょう。












やって来たのは甘樫丘の手前の飛鳥川が流れる所、写真では1枚目~5枚目にある所だが、東部幹線水路はこの場所から東に300メートルほどの所を流れていて接続はしていない。この手前の飛鳥川と東部幹線水路が交差する所・・・明日香村役場近くの岡寺方面と石舞台方面への道が分かれる交差点・・・で吉野川分水から飛鳥川に用水が分水されて、その水が飛鳥2号工区へと流入することとなっている。飛鳥2号工区は飛鳥川をはさんで2経路あって、写真2枚目はちょっと分かりにくいが「飛鳥第二頭首工」と記されている、第一頭首工から流入される右岸側水路は次回でのお送りとして、今回は上の地図の青い矢印で記している左岸側水路を追っていくこととします。


















水路は甘樫丘に沿って石のフタに覆われていて分かりやすい、その石のフタは途中で姿を消してしまうが、甘樫丘の横の小高い丘の方に伸びる畦道に沿って暗渠らしきものが伸びているので、それを追って坂を上って行く。たどり着いたのは向原寺前、写真の中央付近では分水工が写っているので、この辺りが分水路に当たっていると言うのが確認できる。向原寺は以前にもここで取り上げたことがありました、この寺院の前身となる豊浦寺は推古天皇が都を置いた所、ここを下った県道の向こうには推古天皇がその後移り住んだ小墾田宮がありました。水路はこの寺院がある辺りで姿を確認するのが難しくなり、その後は橿原神宮前駅へと向かう県道でそれらしい水路を見かけた後は経路を確認することができなくなってしまった。この辺りは住宅地だがそこから外れた所には田園風景が広がっていて、そこにある田畑に沿って小さな水路へとつながっているのだろう。今回の巡りはここまで、まあ最後がはっきりしないのはいつものことです、次回は飛鳥第二工区のもう一つの水路を追って行こうと思います、最後まではっきりと追うことができるでしょうかねえ・・・、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち