我が家の青空(My Blue Heaven)

スージィーとロバート、キャッシュとバンクの
2人と2匹の我が家のディリー・ライフ。

「アンタはちゃんと生きている」

2020年10月13日 | 日記

5年ほど前のこと、

あるお方から、肉厚の
まあるい葉をびっしり付けた
小さい鉢を頂いた。

頂いた翌年の初秋に、
常緑のまあるい葉の隙間から
小さな花芽が頭をもたげ、

花芽は日毎に大きくなり、
今までに見たことない
黄色い可憐な花に成長した。

「こんなに可愛い花を咲かせる鉢を、
あの方から頂いていたとは!」


嬉しさと驚きのあまり、
どうしてもこの花の名前を
知りたいと思っていた頃、

市役所主催「いきいきフェスタ」の
花売コーナーでこの花を見つけ、
店主に名前を尋ねると、

「マユハケオモト」ですと
教えて頂いた。

暫くして花が終ったあと、
窮屈だった鉢を二鉢に分けて以来、

秋になると必ず、花を咲かせ、
我が家で秋に咲く花の一つとして、

可憐な花は二人から、
今日に至るまで愛されてきた。



二人だけで愛(め)でるのは
申し訳ないと、昨年から表に
出すことにしたら、

通りすがりの方から、
「この花、珍しい花ですね」と、
足を止めて眺めて頂き、

その度に「マユハケオモト」の
名前の由来を話すのも
また、嬉しいものである。

丸の中にあるのが
「マユハケオモト」の鉢。







名前の由来は、
女性が眉を整える時に使う
刷毛(はけ)に似ているから、

「マユハケオモト」


オモト科の(通称 マユハケ)


花ではないが、もう一つ
我が家の秋を彩る植物が、

春から夏までは、緑葉を伸ばし、
秋が近づくごとに葉は赤みを増し、

紅葉した葉を落とし、
新しい春が来るのをじっと
待ち侘びる

ツタ科の仲間「ヘンリーヅタ」




間もなくすると、
マユハケの花は次第にしぼみ、

ヘンリーヅタは葉を落としたら
ツタだけになってしまう。


嗚呼、今年も二人で育てた
花たちと、一緒に過ごした
秋が、
もう直ぐ、終わろうとしてる・・・

悲しむことなかれ、

マユハケは今年、
一つの鉢に五つの花を咲かせ、

更に株を増やして、
また鉢分けを迫られるほど
成長を続けているし、

ヘンリーヅタもまた、
来年は更につたを伸ばすはず。


心配することなかれ、

憎まれっ子、世にはばかるの如し、

来る年の秋も、アンタはちゃんと

生きている。

 

「Just Before The News」

ロギンス&メッシーナ

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