我が家の青空(My Blue Heaven)

スージィーとロバート、キャッシュとバンクの
2人と2匹の我が家のディリー・ライフ。

「これもまた、善し」

2020年08月20日 | 日記

17日、浜松市で国内最高気温に並ぶ、
41.1度を記録し、

17日以後も連日、40度に迫る
気温が続いている。

「異常」とも思える高気温は、
今や尋常化し、

後、31年は生きる覚悟の
親父にとっては、どうしたものかと
先行きが思いやられるが、

熟慮したところで
自然に打ち勝つ術もなく、

ならば、高気温に耐えうる
体力を、せめて維持したいと、

時には、あまりの暑さに心がひるみ、
勢いが尻すぼみしながらも、

極力、夕刻のウォーキングに
努めているところ。


夕刻と言えど、
いまだ勢いの衰えない
強い陽差しを浴びて流した

汗まみれのTシャツを脱いで
風呂に入る。

低めに設定した37度が、
それでも熱くて、更に設定を低くし、
ぬるめのお湯に長く浸かり、

上がれば、風呂の縁に腰掛け、
お風呂の窓を開けて入る

六時を過ぎた涼しい風を
しばし、体に受け、

浸かったり、上がったりを
何度も繰り返し、風呂から上がる。


熱さゆえのこの入浴法、
実は我が家では初めての試みだが、
湯上りのなんとも気持ちの良さ。

風呂上がりは、余分な汗もかかず、
さっぱりとして、
ほんのりホカホカ感が長く続き、

さながら、
故郷、奴留湯(ぬるゆ)温泉の
風呂上がりを思い出させてくれる。

帰れないから
帰らないことにしたが、

お盆前の11日、やっぱり故郷に帰り、
お墓に参ることにした。

お寺と義兄の家にだけ立ち寄り、
残りの時間は温泉に入って
汗を流すつもりでいたら、

スージィーの実家そばにある
「ホタルの湯」には
「休み」の張り紙・・

それではと、我が本家の横にある
奴留湯(ぬるゆ)温泉に
行こうと言ったら、

「あんな、ぬるい風呂に入ったら
風邪をひいてしまう」と言うので、

結局、今年最初の故郷の風呂に、
入らず仕舞いで帰ることに・・


高校を卒業して東京に行った
本家のケンちゃんは、

「東京の銭湯には、
熱くて入れなかった」

と言ったのを思い出す。


「暑い夏には、熱い鍋」

「夏火鉢」も風情があって、
これも善しだが、

暑い夏に、ぬるま湯に長く浸かる、

「これもまた、善し」

しかし、この風呂の味わい方が、
残念ながら
スージィーには判らない。


同級生のひめちゃんが言った、

「夏の奴留湯は、最高!」


福岡ナンバーの車に
石を投げられようが、

嗜好の違う嫁と別れようが、

暑さのせいで
風呂の入り方を工夫したお陰で、

「夏の奴留湯温泉に入る
価値、大いにあり」

と心しながら、

一人、故郷を偲んでいた。


画像は、
ぬるさと、柔らかさの
泉質が売りの

正式には、
「奴留湯温泉共同浴場」

所在地
熊本県阿蘇郡小国町北里

その良さは、入ってみなくちゃ
判らない。

奴留湯温泉共同浴場

 「あつさのせい」 

大瀧詠一

コメント (2)
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