改易により浪人となった片桐弦一郎がお家再興の道を探す大きな流れと市井に生きる多くの人たちとの交流に助けられながら小藩江戸屋敷や旗本の渡り用人として困難を乗り越えていく物語です。 つばめが巣を作る家にはいいことがあるといいながら巣立ちとともに亡くなった姉の不憫さに憤り無念を晴らそうとする若者、遊女であった母親から生まれ、家を継いだものの生きがいを見出せない若者が弦一郎の暖かい良導により、道を見つけます。弦一郎の住む長屋の持ち主で材木問屋の娘おゆき、弦一郎を慕い何かと世話を焼くのですが亡き妻の位牌が置かれているのを見て逡巡してしまいます。
第4巻「すみだ川」が発刊されたのは2012年6月、第5巻まで2年かかりました。いつ次巻が発刊されるのか楽しみです。
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