F老人の気ままな島暮らし日記

尾道市生口島で気ままな島暮らしの日々。

新旧巡視船

2015年02月20日 07時53分06秒 | 日記・エッセイ・コラム
畑仕事やはっさくなどの梱包発送作業を手伝ってもらうため家人を迎えに生口島沢港まで出向くと隣接する内海造船瀬戸田工場の整備用桟橋に新旧2隻の巡視船が係留され、整備作業をしていました。



手前はてしお型(なつい型)500トン型巡視船PM-05「ひたち」です。



1981年就役、まもなく船齢34年になる大ベテランで、鹿島海上保安署に所属しています。同型船にはですでに退役したものもあります。1番船「てしお」は小樽から福島に転籍して「なつい」と名前を変えました。
レトロ感たっぷりの船尾に魅かれました。まるで記念艦「三笠」を思い起こさせます。



他の1隻は、「ひだ」型2000トン型巡視船PL-53「きそ」です。鳥取県境港市の境海上保安部に所属、昨年旅行で境港に行ったとき、沖がかりしていたのを見たと思います。



1999年と2001年に起きた不審船事案の教訓を生かし、2008年に就役しました。4基のウオータージェットで30kt以上の速力が出て、工作船搭載武器の射程外から射撃ができるように光学式の射撃指揮装置と40mm機関砲を装備しています。といっても護衛艦の射撃指揮装置の補助的な機能である光学式では・・・。

「巡視船」を「警備船」にして装備もグレードアップ・・・といつものグチがでます。

新旧巡視船、時代の変遷を感じるとともに「ひたち」を見ているとがんばっているなと励ましたい気持ちになりました。