米を作っている妹の家から籾殻を大量にいただきました。そのまま畑にまくつもりでしたが、プロの方からそれでは腐敗するのに土壌中の窒素などを奪い取り、逆効果であるとのご指導をいただき、燻炭を作ることにしました。燻炭器という円錐状のスペシャルツールを購入し、ようやく取り掛かりました。これが燻炭器です。
第1回目は、野積み状態で火をつけ、約3時間かけて炭化させました。マニュアルでは煙突部分の半分ぐらいまで積むようになっていますが、そうするためには裾野の面積がすごく大きくなり無理でした。
煙が予想以上に出て、近所に迷惑をかけてはと、気を使いながら黒くなるのを待ちました。
ここまではうまくいったつもりでしたが、いくら水をかけても、しばらくするとうっすらと煙が出てきます。燃えて灰になったら失敗なのです。結局夕方まで何回も水をかけることになりました。
第2回目は、ドラム缶を使うことにしました。結論からいえば、一度にできる量は少なく時間の余計にかかるのですが、煙の量が半分以下だったので、以後、ドラム缶方式にすることにしました。
出来上がってから水をたっぷりかけましたが、ドラム缶に入れたまま翌朝まで放置し、朝一番で見に行くとうっすらと煙が上がり、少しですが灰になっていました。
何日かかけて、すべて燻炭にして、腐葉土、堆肥、鶏糞と混合し、畑全体に撒き、土壌を改良するつもりです。前途は長く、農業は厳しく時間がかかるものだと再認識しています。しかし、これだけ時間をかけてできることはラッキーなのでしょう。