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歴史に学んだ知恵を平和の糧に ~ニッポンにしかできないことがあるんだから

2011年01月01日 17時00分04秒 | Weblog
歴史に学んだ知恵を平和の糧に ~ニッポンにしかできないことがあるんだから
(よらしむべし、知らしむべからず)より

あけましておめでとうございます

元旦の中日新聞社説です。

諸手を挙げて全文同意というわけにはいかないですが、「右寄り」の読者にも相当に気を遣っているなぁと感じます。

それでもなんとか最後の493文字(改行、空白など含む)を使ってかろうじて踏みとどまった、という印象です。

外交と防衛の責任をもつ両部門がアメリカの意のままに操られ、それらの頭を押さえ、抑制気味で制御しなければイケナイはずの大臣までもが軽い神輿となって担がれ、右傾化が加速しています。

自民党時代でも危ない安倍政権がありましたがそれでも公明党の重石が効いて、かろうじて一線を超えることなく、事なきを得ました。

ところがところが、菅政権になってからは、自民党でさえ目を白黒させる危険な方向に、顔色ひとつ変えず平然と舵を切ってきました。

とりわけ前原誠司外務大臣

国を経営するという重大な責務をもつ大臣としての資質が著しく劣化、一連の理解不能な言動をみた中国・ロシアが「ガキ」と値踏みした評価がこれからも変わることはないでしょう。

国交大臣として「中国船を拿捕する」という強行方針に舵を切ったのに、外務大臣に横滑りしたらクリントンの一言であろうことか釈放してしまったその逆噴射ぶり。

それをつぶさにみていた中国・ロシアが、すかさず強くでてきました。

中国・ロシアに見くびられた

アメリカに操られているだけの「ポチ」だ、クリントンから米国の蒸気機関車の「おもちゃ」を与えられ、うつつを抜かしているガキだ、と。

「脅威だっ!」と、国民を煽るだけじゃダメですし、落とし所の当てもなく虎の威を借りただけの強行手段にでるだけでは、外務大臣の資質はおろか、資格さえありましぇん。

クリントン米国国務長官(右)からプレゼントされたSLの模型をみる前原誠司外相=27日、米ホノルル(AFP=時事)

この社説は、いろんな考えの読者も気にししつつも、結論として、平和を目指す外交・国の在り方が重要なんだ、それは先人が失敗から学んだ、「非核三原則」、「武器輸出三原則」
これらとともに平和国家の理想を高く掲げ決しておろそかにしないことこそが世界から尊敬される道なんだと主張しています。

これはニッポンにしかできないことですから、これができないようならこのままズルズルといってしまい、またしても悲劇的な結末を迎えるかも知れない。

ちょっと押されるとドッといってしまう、この国民性を忘れてはイケナイということです。

前原、北澤ら現菅政権に対する忠告、いや警告だと読みました。

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中日新聞2011年1月1日
・・・
しかし、中国に懸念を表すだけで対話や協力を求めるのを怠れば、中国は軍拡で対抗するでしょう。

ましてや、中国に対するナショナリズムをあおるなど感情的な対応は百害あって一利なしです。

むしろ、世界の潮流に背き国の破滅を招いた痛苦な体験を持つ「先輩」の日本が中国に助言できることは少なくないはずです。

日本は第二次世界大戦の惨禍から学んだ人類の知恵ともいえる「戦争放棄」を盛り込んだ憲法九条を擁し「核なき世界」を先取りする「非核三原則」、紛争国に武器を輸出しないと宣言した「武器輸出三原則」を掲げてきました。

貴重な外交資産生かせ

これらは今後、国際社会に日本が貢献する際の足かせではなく、平和を目指す外交の貴重な資産です。紛争国に武器を与えない日本だからこそ自衛隊の国連平和維持活動参加が歓迎されるのです。

脅威や懸念には米国など同盟国、周辺国と連携し現実的に対応しながらも、平和国家の理想を高く掲げ決しておろそかにしない。

そうした国の在り方こそ、世界第二位の経済大国の座を中国に譲っても、日本が世界から尊重され続ける道ではないでしょうか。

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コメント

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