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首相と会談の沖縄知事「辺野古移設、極めて難しい」

2010年06月15日 17時26分34秒 | Weblog
首相と会談の沖縄知事「辺野古移設、極めて難しい」

菅首相は15日午前、首相官邸で沖縄県の仲井真弘多知事と就任後初めて会談した。

同県の米軍普天間飛行場移設問題について、首相は、5月末の日米共同声明に基づき、同県名護市辺野古への移設を進める方針を伝えた。

知事は「共同声明は遺憾だ。実現は極めて難しい」と述べ、辺野古への移設受け入れは困難との見方を示した。

会談は、知事の上京に合わせて首相側が要請し、約30分間行われた。

知事によると、会談で知事は「県民は民主党政権が掲げた県外、国外(移設)に希望を込め、(4月に)県民大会を開いたが、共同声明でまた辺野古へとの方向が出たため、期待が失望に変わった。

この落差は非常に大きい」と指摘した。

首相は「日米共同声明は踏襲する」とした上で、「沖縄の負担軽減については誠心誠意取り組みたい」と理解を求めた。

この点に関し、知事は米兵による事件事故の多発、基地の騒音被害などの現状を訴え、大幅な軽減を要請した。

また、首相は沖縄県が「慰霊の日」を迎える23日、就任後初めて沖縄入りする意向も伝えた。

首相は先に応接室に入って知事を待ち、会談後は、同席した仙谷官房長官らと共に官邸のエントランスホールまで知事を見送る配慮を見せた。

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