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国民に背を向けた民主党政権の姿がここに描写されている

2012年07月11日 09時47分07秒 | Weblog
国民に背を向けた民主党政権の姿がここに描写されている

(天木直人)より

 まず次の文章を黙ってお読みいただきたい。

 これは7月11日の日経新聞「迫真」というコラムにおいて、民主党

分裂騒ぎの裏話を解説した記事の一節である。

 「・・・民主党が夕方の常任理事会で小沢一郎ら・・・の除名処分を
決めた(7月)3日。

輿石は午前の閣議の終了に合わせて首相官邸を訪れた。

 『なんか俺、辞めると思われているみたいなんだよな』

 輿石は・・・野田(首相)に、新党大地・真民主代表の鈴木宗男から

慰留する電話をもらった話を明かして苦笑いした。

野田もつられて笑った。

 首相周辺には、消費税増税関連法案の採決で小沢らの大量造反を防げ

なかった輿石の責任を問う声がくすぶっている。

それでも野田は『私は輿石さんを疑ったことはない』と聞き流す。

 3日、官邸を後にした輿石は、参院幹部と昼食をとりながら今後の対応

を話し合った。

『民主党を離れてもなお同志だ』 輿石は今後も小沢らの

協力に期待する言葉を口にした・・・」

 どうだ。

このたるみきった光景は。

 権力を握った者たちの傲慢さがある。

 権力に擦り寄ろうとする者の卑しさがある。

 国民のための政策を何一つ語らず、生き残りの政局にうつつを抜かす。

 この日経の記事の横に、昨日(7月10日)の参院予算委員会で福島県

双葉町の井戸川克隆町長が参考人として出席し、涙ながらに怒りをぶつけた

という記事がでていた。


 事故直後に米側から提供された放射線量のデータを政府が知らせなかった

ことによって、住民が間違った方向に非難して被曝させられたことに町長

として責任を感じると語ったのだ。


 実は私はこの時のやり取りを偶然テレビで見ていた。

 「放射線量が何ミリシーベルトだからいいとか何とか言われると腹がたつ」

 この言葉こそ、被曝住民の苦悩を自分の事として感じない政治家や官僚に

対する究極の糾弾である。

 そういいながら言葉を詰まらせた井戸川町長の言葉に、普段はヤジで騒が

しい委員会室は静まり返った。

 しかし、政治はあの時も、1年以上もたったいまも、原発事故処理や被曝住民

の救済に何一つ心ある対策を講じていない。

何一つ。

 輿石が放射能対策について何か話したことがあるというのか。

 被曝住民と対話したことがあるか。

 口から出るのは政局の話しばかりだ。

参院を牛耳ることばかりだ。

 政権にとどまるためには何でもするといわんばかりだ。

 野田・輿石民主党政権は歴史に残る反国民的政権で終わるだろう。

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