無事祈り「太平の舞」 祇園祭・長刀鉾吉符入り
祇園祭の長刀鉾は5日、神事始めの「吉符(きっぷ)入り」を京都市下京区四条通烏丸東入ルの町会所で営んだ。稚児の福井正賢君(10)が巡行中に鉾の上で舞う「太平の舞」を披露し、祭りの無事を祈った。
町会所には、長刀鉾保存会の役員や囃子(はやし)方が顔をそろえた。儀式では、西村利男代表理事が稚児の福井君と禿(かむろ)の安藤健之助君(8)、福井正道君(8)の名前を記した吉符を神前に供えた。
3人は役員に舞の仕上がりを確認してもらった後、四条通に面した町会所2階の窓に並んだ。囃子の音が響く中、涼しげなひわ色のかみしも姿の福井君は体を大きく外に乗り出して舞い、見守った市民から大きな拍手を受けた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます