神輿高く、沿道熱く 祇園祭・還幸祭
祇園祭の還幸祭が24日、京都市内で行われた。
3基の神輿(みこし)が下京区の四条御旅(おたび)所を出発し、氏子地区を回る約8キロの道のりを勢いよく進み、深夜に東山区の八坂神社に戻った。
17日の神幸祭で四条御旅所に運ばれた3基の神輿を神社に戻し、神輿から祭神を神社に戻す神事。
「おかえり」とも呼ばれる。
午後5時ごろ、久世駒形稚児に先導されて下京区四条通寺町東入ルの四条御旅所を出発し、3基はそれぞれ別ルートで西に向かって氏子地区を練った。
時折、威勢の良い掛け声で神輿を高く上げる「差し上げ」を行い、沿道を沸かせた。
中京区三条通黒門西入ルの御供(ごくう)社(又旅(またたび)社)で3基の神輿がそろい、三条通を東進した後、寺町通から四条通を経て神社に入った。
深夜には境内の明かりがすべて消され、静寂の中で「御霊遷(みたまうつ)し」の神事が行われた。
祇園祭は、28日に四条大橋で「神輿洗い」の神事があり、31日に八坂神社境内の疫(えき)神社である夏越祭(なごしさい)で幕を下ろす
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