元斎王代の2人、感無量 葵祭・娘の晴れ姿見守る
平安絵巻を都大路に再現する葵祭が15日、京都市内で行われ、2人の元斎王代が娘の晴れ姿を見守った。
1992年に第37代を務めた会社役員井澤満美さん(47)=伏見区=と第36代の主婦加藤有美子さん(44)=大阪府交野市=。
それぞれ長女が命婦(みょうぶ)と采女(うねめ)として参加した。
かつて母が進んだ都大路を歩むまな娘の姿に、感無量の表情を浮かべた。
井澤さんは「まさかこんな日が来るとは」と朝を迎えた。娘の奈々美さん(18)は立命館大1年で地域研究を学ぶ。「京都の文化に関心がある。歴史ある行事に参加できて光栄」と声を弾ませた。
加藤さんの娘万由子さん(14)は中学2年生。
小学2年の時にも童女(わらわめ)として参加しており、加藤さんは「前回は幼かったが、今回は存分に楽しんで」と送り出した。
万由子さんの叔母も斎王代を務めた。
「いつか私も」。万由子さんは夢を膨らせた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます