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負債を抱えてしまうたった一つの理由とは?

2010年10月24日 09時59分08秒 | Weblog
負債を抱えてしまうたった一つの理由とは? (松下誠)

今現在、含み損を抱えている人から、

『この負債をどうすればいいでしょうか?』 といった相談を受ける事があります。

とても答えにくいのが正直なところですが、
一つ言えるのは、そう思う人が一定以上増えると暴落、
暴騰が起きてしまう可能性が高いという事です。

つまり、今、負債を抱えている人だけ注意していればいい事ではありません。

株投資でもそうですが、値位置を支えている一つの側面に
負債(含み損、評価損)を抱えている人が決済していないため、
というのがあります。

そういう人たちが一斉に負債を手放したとき相場では大きな動きがおきます。

そういった背景を踏まえて手放したいけど、どうすればいいのか?
というご質問に答えるとすれば、

損失を抱えた状態で、よくないのは選択を先延ばしにする事です。

新しい気持ちで投資をするために、今後、相場が回復して
いこうが、これ以上下がろうが切るという選択肢を持つことはいい事です。

それは自分の状態をつくり上げるには大切な事だからです。
ほとんどの人は自分がどういう状態で投資をするかという
メンタル面の安定を軽視しますが、とても大切な事です。

ただ今すぐ切らなくても、
自分の負債を相場に合わせて切ることができるメンタルの
強さを持っているのであれば、今、決済しなくてもいつ
決済をするかを決めて、再スタートをきればいいでしょう。

再スタートはいつも自分の心の中でできます。

自分の持っている通貨が、現在もずっと下がり続けている
のであればいくらまで値段を落とせば、損きりをするという
ように決めます。

そして今、値位置が少しずつでも戻しているのであれば、今すぐやる事はありません。

値位置が戻っている間は、待てばいいでしょう。

値位置を戻している中で、方向がまた反転して戻さなかった場合の
出口を持てばいいのです。

今の時点で決めて腹をくくれば、心の負担は軽くなります。
相場がどう動こうが迷わないからです。

多くの方が損失、利益の中で相場を見ていますが、
本来的には、チャート上では入り口と出口があるだけです。

利益が乗れば利食い、損失が出れば損きりという言葉に
変わるだけで、注文をする時が入り口で、決済する時は
出口です。

大きな損失を抱えてしまうたった一つの明確な理由は出口
戦略を持たずに、入り口から相場に入っている事です。

それに気づき、改善することができれば、再スタートは
今日からでも開始できます。

今利益が乗っている人も、その利益を大きくするか、小さく
終わらせてしまうかは、出口の明確なルールおよびその根拠を
明確に作っているかどうかです。

松下誠


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