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場当たり迷走政権に年金改革は絶望

2012年02月07日 21時28分10秒 | Weblog
場当たり迷走政権に年金改革は絶望・・・(日刊ゲンダイ)

「試算」を出しても展望なし

民主党は出すの出さないのでモメていた「年金試算」の公表を決めた。

民主党が主張する最低保障年金7万円を柱とする新年金制度改革を実行した場合、消費税がさらに7%増えるというもので、岡田副総理がポロッともらした後、報道が先行すると、世論の反発を恐れて、ひた隠しにしていたものだ。

一転、公表になったのは野党が「出さなきゃ、消費税引き上げの議論ができない」と態度を硬化させたためだが、つくづく、民主党はダメだ。

二転三転のみっともなさに加えて、知恵がない。

高齢者激増が迫りつつある今、大胆な無駄削減や年金制度の抜本改革に踏み切らない限り、国民負担は青天井に膨れ上がる。

税金で賄おうとすれば、消費税をどれだけ上げても追いつかない。

改革に手をつけず、試算を隠しているだけじゃ、どうにもならない。

揚げ句に公表を余儀なくされたわけだから、バカ丸出しだ。

たとえば、一橋大経済研究所准教授の小黒一正氏は現在の賦課方式では世代間格差が広がるだけだ、と指摘する。

若者が減り、高齢者が増えているのだから当たり前だ。

内閣府の試算では50代半ば以下の世代で支払額が受取額を上回り、若い人ほど損をする。

そこで小黒氏が提案しているのが「事前積み立て方式」というものだ。

「高齢者人口がピークを迎える前に、保険料を引き上げ、貯金のような形で保険料を事前に積み立てておくのです。

その分、国民の負担は増えますが、そうすることで、年金収支は黒字になり、黒字分を“貯金”できるようになる。

高齢者人口がピークを迎えた時点で、貯金を切り崩していく。

そうすれば、若い世代も損をしない。

支払額と受取額が同じになり、世代間格差が是正されるというものです」(ジャーナリスト・横田一氏)

この方式の是非はともかく、問題を先送りせずに抜本改革に踏み込んでいることは評価できる。

世代間格差を是正せず、ただやみくもに消費税を引き上げるだけでは、焼け石に水だ。

場当たり対応の民主党は誰からも相手にされなくなる。

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