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存在感ゼロ 千葉法相ブーイングの嵐

2010年02月01日 22時48分25秒 | Weblog
存在感ゼロ 千葉法相ブーイングの嵐 (日刊ゲンダイ)より

小沢問題では“渦中の人”なのに、閣僚の中でも、とりわけ存在感が薄いのが千葉景子法相だ。“何をやっとるのか”と、党内からも非難の声が上がり始めた。

「就任会見では『検察の暴走をチェックする』と勇ましかったけれど、その後はサッパリ。
法務省を監視する“重し”としての役割をまったく果たしていません。
石川議員の逮捕にしても、事前に情報をつかんでいなかったというから驚きます。
なんでも、逮捕の1時間前になって、法務省から一方的に報告を受けただけだったとか。
法務官僚や検察から完全にナメられているのです。
自身が発議者になって参院で可決されたこともある『取り調べ可視化法案』の提出に及び腰なくらいだから、指揮権発動も、彼女には荷が重い話です」(民主党若手議員)

法相の仕事に身が入らないのは、足元がグラついているからだといわれている。

「千葉は参院改選組で、自分の選挙が危ない。
“小沢事件どころじゃない”がホンネでしょう。
他の民主党議員のパーティーに顔を出すなど、地元の神奈川に帰る機会を増やして必死です」(政治部ベテラン記者)

神奈川選挙区は混戦模様だ。6年前は、自民党の小泉昭男が120万票余りを獲得してトップ当選。
残り2議席は、ともに約85万票を得票した民主党の浅尾慶一郎と千葉が分け合った。
順当にいけば「自民1、民主2」で決まりなのだが、浅尾が昨年、衆院に鞍替え。
民主党を離党し、「みんなの党」から出馬して当選したことで、展開が読めなくなってきた。

「浅尾の衆院転出に伴う補選では、民主新人の金子洋一が圧勝。
しかし、みんなの党は、夏の参院選で、神奈川選挙区に元JPモルガン証券副社長の中西健治氏を擁立することを決めた。
浅尾の東大時代の同級生で、昨年の横浜市長選に無所属で出馬し、林文子市長と大接戦を繰り広げた実績が買われ、イの一番に公認された有力候補です。
浅尾を支持していた層が、みんなの党へ流れるのは間違いない。
自民1議席、みんな1議席は、ほぼ確実。
残る1議席を民主党同士で争う展開になる。
票の奪い合いで、千葉がこぼれる可能性は高い」(前出の政治部記者)

自分の選挙が心配で浮足立つのは分かるが、だからこそ、法相在任中にひとつくらいは大きな仕事をして、その実績を有権者にアピールした方がいいんじゃないか。


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