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葵祭り・・・どんな行列

2010年05月13日 21時50分51秒 | Weblog
葵祭り・・・どんな行列

 ◆行列の構成
第1列 検非違使(けびいし)・山城使(やましろづかい)
第2列 御幣櫃(ごへいびつ)・馬寮使(みりょうづかい)・牛車(ぎっしゃ)
第3列 舞人(まいうど)・近衛使(このえし)
第4列 陪従(べいじゅう)・内蔵使(くらづかい)
斎王列 斎王(さいおう)・女人(にょにん)

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◆斎王(さいおう)
 かつては未婚の内親王、現在は京都在住の未婚女性から選ばれる。髪はおすべらかしで金属製の飾りもの「心葉」をつけ、額の両側には「日陰糸」を下げる。手には桧扇(ひおうぎ)を持つ。きらびやかな十二単衣も、重さは30kgもある。着付けは2人がかりで3時間近くかかる。乗っている腰輿(およよ)は四方が開放され御簾(みす)が取り付けてあるので、四方輿ともいう。

◆勅使(ちょくし・近衛使)
 行列中の最高位の人で、社頭の儀では旧華族の宮内庁の掌典が役を務める。立派な束帯姿に金色の飾太刀をさし、華麗な馬面を付け唐鞍(からくら)を乗せた馬に乗っている。葵祭は本来、勅使が下鴨、上賀茂両神社で天皇の祝詞を読み上げお供えを届けるのが目的なので、祭りの本当の主役は勅使といえる。

◆牛車(ぎっしゃ)
 勅使用の牛車を行列を立派にするため、参加させている。現在の牛車は霊元天皇から下賜されたものという。周囲を軒から紫の藤の房とカキツバタの花で飾りつけ、雅やかさを演出している。赤綱で飾った大牛の引き綱を、淡紅の狩衣姿に鞭を持った牛童がとる。

◆風流傘(ふりゅうがさ)
 大きな傘に紺布を張り、錦の帽総(もこうふさ)などをかけわたした上に、あふれんばかりに造花を飾りつけたもので、毎年とりかえられる。行列では、はかまに同じ造花をつけた取物舎人(とりものとねり)4人が2人ずつ交代でもつ。

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王朝絵巻を繰り広げる女人列
(北区・賀茂街道)
乗尻(のりじり)……行列を先導する騎馬列。
素襖(すおう)……行列の先払い。
火長(かちょう)……検非遣使庁の下級役人。
看督長(かどのおさ)……検非違使庁の低位の役人。
検非遣使尉(けびいしのじょう)……太夫の尉で5位の判官。
検非遣使志(けびいしのさかん)……警察・裁判を司どる人、志は長官より4番目の役。
鉾持(ほこもち)……放免と称し司庁の下役人。
山城使(やましろづかい)……山城介で国司庁の次官。
衛士(えじ)……律令制下、諸国の軍団から交替で上京し、宮城の警備にあたった兵士。
内蔵寮史生(くらりょうししょう)……御幣物を司とる内蔵寮の役人
走馬(そうめ)……古は寮馬六匹の外に中宮、東宮から献ぜられた。
馬寮使(めりょうづかい)……走馬の担当者。
舞人(まいびと)…… 東遊(あずまあそび)を舞う武官。東遊とは神事用の歌舞。東国の民間舞踊が平安時代から宮中や神社で行われるようになったもの。
朧(くとり)……内蔵寮の御馬の役人。
陪従(べいじゅう)……歌楽を奏する武官。
内蔵使(くらつかい)……内蔵寮の次官で、御祭文を捧持する役。

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