売国政党に残留して汚名を残すなかれ
(陽光堂主人の読書日記)より
小沢グループの集団離党は、また1人減って49人となりました。
水野智彦衆院議員(比例代表南関東ブロック)が昨日午後、
党幹事長室に自らの離党届の撤回を申し入れたためです。
民主党執行部による切り崩し工作が功を奏したようです。
切り崩し工作の模様について、産経ニュースはこう報じています。http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120704/stt12070400230001-n1.htm)
鳩山グループ 次の倒閣の発火点?
民主党が3日に決めた消費税増税法案への造反者に対する処分・措置方針は、反対票を投じた議員ですら、鳩山由紀夫元首相を除き、党員資格停止2カ月にとどめるという甘めの裁定となった。
そこには「離党予備軍」の切り崩しを図る狙いが見え隠れする。(斉藤太郎)
「実は勝手に離党届を出されちゃって」?
2日夜、政務三役の1人から説得工作を受けた水野智彦衆院議員は重い口を開き始めた。
「あなたがいなくなったら民主党は困るんだよ」と畳みかける政務三役。
水野氏は翌3日、離党撤回を執行部に申し出た。
「それは君の判断だからな…」
水野氏と面会した小沢一郎元代表は意外に穏やかな口調だった。
水野氏は記者団に「バカヤローと怒られるかと思った」と心底、ホッとした表情を見せた。
たった1人の1回生議員をめぐり繰り広げられた、
野田佳彦首相サイドと小沢氏による争奪戦。
実は3日に決まった造反者対策にはさまざまな「仕掛け」がほどこされている。
「党員資格停止中に解散・総選挙になったら民主党の公認候補にはならない」
輿石(こしいし)東(あずま)幹事長は3日の緊急役員会でこう断言した。
党員資格停止の期間は鳩山氏は6カ月だが、残り18人は2カ月だ。
これが3カ月なら、9月の代表選の投票権を失う。
輿石氏は18人の離党予備軍に対し、首相と対決するチャンスを残すことで党内につなぎ止めつつ、「代表選前に倒閣運動を起こしたら公認なし」と脅したに等しい。
恫喝とともに温情も示したところが、今回の処分の巧みなところだ。
棄権者は「注意」止まり。
参院の離党組にいたっては「まだ同志として力を貸してもらわないといけない」
(輿石氏)と無罪放免とした。
その一方で、厳罰のシンボルとして「市中引き回しの刑」(党幹部)となったのが鳩山氏だ。
輿石氏は鳩山氏の携帯電話を鳴らし「首相まで務めた方なので、恐縮ですが6カ月としました」と釈明したが、鳩山氏を「見せしめ」にした側面は否めない。
ただ、この仕打ちが、思わぬ波乱につながる可能性もある。
3日午後、国会内に造反しながらも党に残留する考えを持つ約30人が顔をそろえた。
この場で鳩山氏は 「増税しないというマニフェストを掲げて政権交代が実現できた。
党にとどまり何ができるか、努力を惜しまないでほしい」と訴えた。
このままでは、今回の処分に不満を持つ鳩山グループが倒閣の発火点になりかねない。
鳩山氏の側近はこう息巻く。
「離党なんていつでもできる。与党過半数割れのカギを鳩山さんが握ることになる。いつかぎゃふんと言わせてやる」
小沢氏に会って離党の撤回を申し出たところ、「君の判断だから」と大人の対応をされたことで、水野議員はホッとしたそうです。
小沢氏は、離党者の数には拘っていないと言われていますが、これが裏付けられた形です。
マスコミは離党者の数が少ないので小沢氏は窮地に陥っているとしていますが、これは勝手な解釈に過ぎず、相変わらず情報操作に余念がありません。
怒られなくてホッとしているようでは、水野氏は議員として失格です。
将来性のある議員なら、切り崩し工作に屈した自分を恥じて自責の念に苛まれる場面です。
こんな体たらくですから、離党撤回組には期待できません。
小野寺光一氏は、昨日付けのメルマガで、離党せず残留した議員を叩くべきではない、それも一つの見識で、二手に別れたことを感謝するときがやって来ると述べていますが、これは首肯できません。
民主党残留を決めた階猛議員と辻恵議員の弁明も掲載されていますが、正直言って説得力は皆無です。
離党したら2大政党が崩れてしまうとか、小沢氏裁判に悪影響があるとか述べていますが、売国勢力に完全に乗っ取られてしまった現民主党を支えてどうするんですか!
それでは悪に手を貸すことにしかなりません。
民自公は民主主義を放擲して野合し、国民の生活を破壊する大増税を実現しようとしているのですから存在価値はなく、容赦なくぶっ潰すべきです。
離党して内閣不信任案を出すのが筋道です。
小沢氏が離党したことで、国会での証人喚問が避けられなくなりましたが、本人は当然覚悟しているでしょう。
残留組が喚問阻止に成功すれば、小野寺氏の見解が正しかったことになりますが、果してそんな力があるかどうか…。
菅内閣から現在の野田内閣にかけて、民主党売国勢力が如何に節操がなく非情で狡猾であるか、国民は嫌というほど思い知らされました。
国民の利益に反することしかやらない連中なので、仲間でいれば何とかなると残留組が考えたとしたら、余りにナイーブ過ぎます。
議員を何年かやっていれば、政治の何たるかは少しは解ってくるはずなので、保身に走っているとしか思えません。
先の産経の記事から判るように、鳩山グループを中心に集団離党が始まるのは時間の問題です。
肝心なのはタイミングを失しないことで、増税法案が参院で可決してからでは遅すぎます。
内閣不信任案は最優先して採決が行われるので、早めに離党して不信任案に賛成し、政権に揺さぶりをかける必要があります。
内閣不信任案が出されると、可決しなくとも政権に打撃を与えられます。
だから民主党執行部は造反者たちの切り崩しに躍起になっているのです。
現状では、小沢グループに立場が近い政党を糾合しても、内閣不信任案提出ラインの51人集めるのは難しい状況です。
(他の野党が賛成してくれれば別ですが)
小沢氏が何を考えているのか、政治評論家の有馬晴海氏が見事に要約しているので、最後にこれを紹介します。
(http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-6258.html)
「小沢さんは、自民党の存在が日本をダメにしていると考え、自民党を飛び出したのです。
自民党があると、カネが儲かるとか、いい暮らしができるとかと、利権目当てで群がる人たちが絶対に離れない。
自民党の神話や呪縛が日本を悪くした。
そう思ってきたのです。
反自民を結集して細川政権を立ち上げたのも、旧体制をぶち壊すためです。
当時の福田首相と大連立を話し合ったのも、自民党の消滅が目的でした。
国会議員は選挙で戦った政党に移籍できません。
大連立が実現してひとつの党にまとまろうとすれば、みんな一度は無所属にならなければならない。
そうすれば自然とガラガラポンです。自民党の名前も消える。
そこから日本は普通の国になるというシナリオを描いていたのです」
小沢氏は、自民党消滅はもちろん、民主党消滅も目論んでいるはずです。
まさに「壊し屋」の面目躍如たるものがありますが、こうした旧来の利権政党(民主党は今や自民党以上に自民党化しています)をなくした上で、真の民主主義国家を誕生させようとしているのです。
普通の政治家とは、見えている風景が違うのです。
そんな話は信じられないと言う人もいるでしょうが、自民党的な政治では未来を切り開けないことは明らかです。
新たな政治が求められており、「大阪維新の会」の化けの皮が剥がれてきた今、小沢新党に期待するしかないのです。
(陽光堂主人の読書日記)より
小沢グループの集団離党は、また1人減って49人となりました。
水野智彦衆院議員(比例代表南関東ブロック)が昨日午後、
党幹事長室に自らの離党届の撤回を申し入れたためです。
民主党執行部による切り崩し工作が功を奏したようです。
切り崩し工作の模様について、産経ニュースはこう報じています。http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120704/stt12070400230001-n1.htm)
鳩山グループ 次の倒閣の発火点?
民主党が3日に決めた消費税増税法案への造反者に対する処分・措置方針は、反対票を投じた議員ですら、鳩山由紀夫元首相を除き、党員資格停止2カ月にとどめるという甘めの裁定となった。
そこには「離党予備軍」の切り崩しを図る狙いが見え隠れする。(斉藤太郎)
「実は勝手に離党届を出されちゃって」?
2日夜、政務三役の1人から説得工作を受けた水野智彦衆院議員は重い口を開き始めた。
「あなたがいなくなったら民主党は困るんだよ」と畳みかける政務三役。
水野氏は翌3日、離党撤回を執行部に申し出た。
「それは君の判断だからな…」
水野氏と面会した小沢一郎元代表は意外に穏やかな口調だった。
水野氏は記者団に「バカヤローと怒られるかと思った」と心底、ホッとした表情を見せた。
たった1人の1回生議員をめぐり繰り広げられた、
野田佳彦首相サイドと小沢氏による争奪戦。
実は3日に決まった造反者対策にはさまざまな「仕掛け」がほどこされている。
「党員資格停止中に解散・総選挙になったら民主党の公認候補にはならない」
輿石(こしいし)東(あずま)幹事長は3日の緊急役員会でこう断言した。
党員資格停止の期間は鳩山氏は6カ月だが、残り18人は2カ月だ。
これが3カ月なら、9月の代表選の投票権を失う。
輿石氏は18人の離党予備軍に対し、首相と対決するチャンスを残すことで党内につなぎ止めつつ、「代表選前に倒閣運動を起こしたら公認なし」と脅したに等しい。
恫喝とともに温情も示したところが、今回の処分の巧みなところだ。
棄権者は「注意」止まり。
参院の離党組にいたっては「まだ同志として力を貸してもらわないといけない」
(輿石氏)と無罪放免とした。
その一方で、厳罰のシンボルとして「市中引き回しの刑」(党幹部)となったのが鳩山氏だ。
輿石氏は鳩山氏の携帯電話を鳴らし「首相まで務めた方なので、恐縮ですが6カ月としました」と釈明したが、鳩山氏を「見せしめ」にした側面は否めない。
ただ、この仕打ちが、思わぬ波乱につながる可能性もある。
3日午後、国会内に造反しながらも党に残留する考えを持つ約30人が顔をそろえた。
この場で鳩山氏は 「増税しないというマニフェストを掲げて政権交代が実現できた。
党にとどまり何ができるか、努力を惜しまないでほしい」と訴えた。
このままでは、今回の処分に不満を持つ鳩山グループが倒閣の発火点になりかねない。
鳩山氏の側近はこう息巻く。
「離党なんていつでもできる。与党過半数割れのカギを鳩山さんが握ることになる。いつかぎゃふんと言わせてやる」
小沢氏に会って離党の撤回を申し出たところ、「君の判断だから」と大人の対応をされたことで、水野議員はホッとしたそうです。
小沢氏は、離党者の数には拘っていないと言われていますが、これが裏付けられた形です。
マスコミは離党者の数が少ないので小沢氏は窮地に陥っているとしていますが、これは勝手な解釈に過ぎず、相変わらず情報操作に余念がありません。
怒られなくてホッとしているようでは、水野氏は議員として失格です。
将来性のある議員なら、切り崩し工作に屈した自分を恥じて自責の念に苛まれる場面です。
こんな体たらくですから、離党撤回組には期待できません。
小野寺光一氏は、昨日付けのメルマガで、離党せず残留した議員を叩くべきではない、それも一つの見識で、二手に別れたことを感謝するときがやって来ると述べていますが、これは首肯できません。
民主党残留を決めた階猛議員と辻恵議員の弁明も掲載されていますが、正直言って説得力は皆無です。
離党したら2大政党が崩れてしまうとか、小沢氏裁判に悪影響があるとか述べていますが、売国勢力に完全に乗っ取られてしまった現民主党を支えてどうするんですか!
それでは悪に手を貸すことにしかなりません。
民自公は民主主義を放擲して野合し、国民の生活を破壊する大増税を実現しようとしているのですから存在価値はなく、容赦なくぶっ潰すべきです。
離党して内閣不信任案を出すのが筋道です。
小沢氏が離党したことで、国会での証人喚問が避けられなくなりましたが、本人は当然覚悟しているでしょう。
残留組が喚問阻止に成功すれば、小野寺氏の見解が正しかったことになりますが、果してそんな力があるかどうか…。
菅内閣から現在の野田内閣にかけて、民主党売国勢力が如何に節操がなく非情で狡猾であるか、国民は嫌というほど思い知らされました。
国民の利益に反することしかやらない連中なので、仲間でいれば何とかなると残留組が考えたとしたら、余りにナイーブ過ぎます。
議員を何年かやっていれば、政治の何たるかは少しは解ってくるはずなので、保身に走っているとしか思えません。
先の産経の記事から判るように、鳩山グループを中心に集団離党が始まるのは時間の問題です。
肝心なのはタイミングを失しないことで、増税法案が参院で可決してからでは遅すぎます。
内閣不信任案は最優先して採決が行われるので、早めに離党して不信任案に賛成し、政権に揺さぶりをかける必要があります。
内閣不信任案が出されると、可決しなくとも政権に打撃を与えられます。
だから民主党執行部は造反者たちの切り崩しに躍起になっているのです。
現状では、小沢グループに立場が近い政党を糾合しても、内閣不信任案提出ラインの51人集めるのは難しい状況です。
(他の野党が賛成してくれれば別ですが)
小沢氏が何を考えているのか、政治評論家の有馬晴海氏が見事に要約しているので、最後にこれを紹介します。
(http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-6258.html)
「小沢さんは、自民党の存在が日本をダメにしていると考え、自民党を飛び出したのです。
自民党があると、カネが儲かるとか、いい暮らしができるとかと、利権目当てで群がる人たちが絶対に離れない。
自民党の神話や呪縛が日本を悪くした。
そう思ってきたのです。
反自民を結集して細川政権を立ち上げたのも、旧体制をぶち壊すためです。
当時の福田首相と大連立を話し合ったのも、自民党の消滅が目的でした。
国会議員は選挙で戦った政党に移籍できません。
大連立が実現してひとつの党にまとまろうとすれば、みんな一度は無所属にならなければならない。
そうすれば自然とガラガラポンです。自民党の名前も消える。
そこから日本は普通の国になるというシナリオを描いていたのです」
小沢氏は、自民党消滅はもちろん、民主党消滅も目論んでいるはずです。
まさに「壊し屋」の面目躍如たるものがありますが、こうした旧来の利権政党(民主党は今や自民党以上に自民党化しています)をなくした上で、真の民主主義国家を誕生させようとしているのです。
普通の政治家とは、見えている風景が違うのです。
そんな話は信じられないと言う人もいるでしょうが、自民党的な政治では未来を切り開けないことは明らかです。
新たな政治が求められており、「大阪維新の会」の化けの皮が剥がれてきた今、小沢新党に期待するしかないのです。
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