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NY株、急反発=住宅懸念の緩和

2007年10月27日 09時59分52秒 | Weblog
週末26日(金)のニューヨーク株式相場は、住宅金融大手をめぐる資金繰り懸念の緩和やマイクロソフトの好決算を材料に急反発して取引を終えた。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比134.78ドル高の1万3806.70ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数は同53.33ポイント高の2804.19で終了した。

住宅ローン大手カントリーワイド・フィナンシャルが発表した7―9月期決算は、市場予想を上回る赤字幅を記録。ただ、10―12月期以降は黒字転換するとの見通しを示した。
 
資金繰りが最も厳しいとみられていた同社が再生の道筋を付けたことで「信用不安が大きく後退した」(大手証券)という。

さらに相場を押し上げたのがマイクロソフトの好決算。基本ソフト(OS)「ウィンドウズ・ビスタ」とビジネス統合ソフト「オフィス」の販売が好調で、「パソコンや部品の販売増につながる」(同)との相場のムードを明るくした。

また、米連邦公開市場委員会(FOMC)を来週30―31日に控え、根強い利下げ期待も相場を下支えした。

ダウ銘柄では、信用懸念の緩和を背景にシティグループ、JPモルガン・チェースなど金融銘柄が軒並み上伸。ハイテク銘柄では、マイクロソフト、ヤフーが大幅高だった。
 
最高経営責任者(CEO)更迭の見通しが出ているメリルリンチも急伸。(了)