ニュートロン小線源

Isotron licenses ORNL cancer treatment technology
11/25/2004
Isotron Norcross社と Ga. And UT Battelle　(Oak Ridge National Laboratory経営）のあいだでライセンス契約が結ばれ、アイソトロン社は、ニュートロン小線源と呼ばれる治療を流通させることが可能になる。ニュートロン小線源とは、しばしば癌細胞を殺すのにあまり効力をもたなかったこれまでのガンマ線の変わりに、非常に高い線量のCalifornium-252ニュートロンを腫瘍部位に集中させる方法である。
「この新しい治療は、今日5年生存率が１％未満のケースもありうる脳腫瘍を含む、何千人もの癌患者をさらに効果的に治療するために用いられるだろう。」と、心臓学者でアイソトロン社CEOのManfred Sandler氏は言った。
この治療は、2007年には、これまでの標準治療では最も抵抗性がある脳腫瘍、メラノーマ、肉腫、いくつかのタイプの前立腺癌、局所進行乳癌、子宮頸癌、頭頸口部癌など20種あまりの癌の治療に適応されるであろう。
この治療は両者によって３年間共同研究開発がなされる。

http://www.ornl.gov/info/press_releases/get_press_release.cfm?ReleaseNumber=mr20041124-00