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Cox-2阻害剤セレブレックス、心臓血管系疾患への効果

2004-10-20 | 癌全般
Cox-2阻害剤であるVioxxが、先月、心臓発作などのリスクを2倍にするという結果がでて回収。このことは、Cox-2阻害剤全般に疑問を投げかけることとなった。

セレブレックスも同様に心臓血管系の疾患にも影響があるかもしれないとされたが、それに対し、9月30日Pfizer社は、過去のデータから、他のNSAIDに比べ深刻な心臓血管系副作用はみられないのは確実という発表を出した。

しかも、一転して10月18日には、セレブレックスが心臓疾患に効果があるとみられることから、2005年初頭から大規模な臨床治験を行うことを発表した。
この治験ではセレブレックスの心臓血管系疾患のリスクの高い骨関節症患者に対し、セレブレックス治療を施行する。18ヶ月以上前から始まっている大規模なcv exporation programの一環である。

Pfizer発表
http://www.prnewswire.com/cgi-bin/stories.pl?ACCT=105&STORY=/www/story/10-18-2004/0002284190

セレブレックスのその後の臨床試験中止以降については『海外癌医療情報リファレンス』FDA翻訳ファイルをご覧ください。
http://f57.aaa.livedoor.jp/~cancerit/fdafiles.html

http://cancer.gov/newscenter/pressreleases/APCtrialCOX2

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