ジェンダーから見るカンボジア

南国のカンボジアからの日記、ジェンダー視点でカンボジア社会を分析します

大学で調査結果を分析

2018年11月02日 | カンボジアの子どもの権利



大学で担当している学生たちにも、性暴力の調査に参加してもらったので、講義の時間に調査結果を分析する作業に参加してもらう。



子どもたちの意見と違うのは、男性性の要素として、「紳士であること」を上げた点。
これは色々議論したんだけれど、「女性を尊敬する」とか、「親切・他人を尊重する」などに加えて、「高い教育を受けていること」という点も紳士の要素として上がってきた。


この調査とは直接関係ないけれど、今後調査しようと思ってる課題、「男性性と女性に対する暴力の関連性」についても聞いた。
女生徒からは、やはり、「妻が悪い振る舞いをして・・・」というような女性側を非難する意見が結構あって、男子生徒はこういう視点はない。
このジェンダー比較はなかなか面白い・・・政府の統計と同じ結果になってるのである。

まだまだ続く確認作業。

↓時々売ってるふかし芋、2つで1000リエルで量が多いからまだ買ったことない・・・


以前実施したインタビューも面白かったけれど、こうやって2回目に同じ質問をしてみると、みんなすでに一度考えたことを再度振り返ってみたりもっと深く検討してみてたり、とても面白い結果が出てくる。