ジェンダーから見るカンボジア

南国のカンボジアからの日記、ジェンダー視点でカンボジア社会を分析します

カンボジアの社会保障

2021年05月28日 | カンボジアの生活
仕事で、カンボジアの社会保障担当局の方にインタビューさせてもらった。

現在は、公務員と工場で働く人たちが対象で社会保障が提供されている(雇用主側から見ると、強制的に社会保障を提供しなければならない)。
でも、今後は、インフォーマルセクターの人や(現在テスト中)、公務員や雇用されている人の家族、さらには学生にも社会保障を提供する計画だそう。

↓4年とブレイクアウトで協議、少人数だと、誰もが発言できていい学ぶ環境になる


私が次々仕事を回すから結構忙しいアシスタントに、「(アシスタントのさらにアシスタントの大学生の)彼女に、あの仕事も手伝ってもらったら?」と横槍のように言ったら、「彼女はおばさんがドリアンを売るのを手伝っていて、結構忙しいらしい」。

考えてみたら、大学生も生き延びるのに必死だ。
社会保障もなく、両親が収入が減少したら、学費はなんとかなっても、それ以外の生活費を稼がないと。

↓とある日の講義、週3回の講義は毎回盛りだくさんで学ぶことが多い



私もカンボジアの社会保障のカードを持っているのだが、以前は毎年更新に行って、血液検査(エイズのチェック?)とか、いろいろみてもらってた。
この数年は、行ってないんだけれど・・・大学も社会保障が支払えず、私たちの権利は無視されているのかもしれない。
教務に問い合わせたら、「今でも使えるはず、毎年の検査はコロナで行ってないだけだと思う」と言われた。
要は、NSSFなんかあてにしていない教員や職員ばかりなんだろうな・・・・