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カンボジア…光と陰(18)

2013-06-06 | 旅-ベトナム・カンボジア
日差しは強いけれど、清々しく爽やかでとても気持ちの良い梅雨の合間…日々時間が経つのが早すぎて気持ちが焦ってしまいます。

こんな鯛!はじめて見ました。
なんでも80センチを越えてるそうです。
写真撮りたいんだけど…とお願いしたら、ペットボトルを置いてくれました。
鯖を釣りに行って、鯖ではなく鯛が釣れちゃったそうな。
きっと楽しかったでしょうね~!



畑の野菜もスクスク育ち、きゅうりもいくつも花が咲いていました。
まぁど素人なので、少し楽しめたらいいかな~という程度です…。


***


アンコールワットを後にして、プノンバケンへ急ぐ。
ここは標高60メートルという丘の上にある寺院。
ゆっくり歩いて30分ほど山登りをしなければならず、5時半には入口を封鎖されてしまう。

ハイさんにあまり暗くならないうちに降りてくるようにとアドバイスを受け、久しぶりにハイキングを楽しめそうだ。
登り始めて早速家族グループに声をかけられる。
マレーシアからの旅行客だそうだ。
おばちゃんは裸足にサンダルを履いている…「大丈夫?」と聞いてみたら、笑いながら「私は大丈夫だよ、あなたは?」と逆に聞かれてしまった。
とても明るい家族で一緒に登れて楽しかった♪



途中にある展望台からの眺め。
鬱蒼としたジャングルの中に見える西バライ…自然がいっぱいだ。
ここ一帯はアンコール遺跡群が点々と存在している。

30分も歩かないうちにプノンバケンが見えてきた!



9世紀末の建造物だが、よく残っているものだなぁ。



階段でチェックを受ける。
ここは300人になると閉鎖されるらしいので、繁忙期にはちょっと注意が必要かもしれない。
もちろんこの日は余裕で登ることができた。



まだまだ陽は高いので人もまばらだ。
ゆっくりと眺めを楽しむ…ここからみるアンコールワットも絶景だ!



いやぁ~直射日光を永遠と浴びているので、暑くて仕方が無い。
少しある日陰には人がたくさん座っていた。

1人で陽を浴びながら真正面に座っている男性に声をかけてみる。
日本からタイに仙台のサッカーチームを応援しにきたそうだ。
そのついでにカンボジアへ観光へ…わずか滞在1泊というから頭が下がる。
夕陽を待つ間、話をさせていただき助かった。
色々な人生があるものだと、また多くのことを学ばせていただいた。
これからますます素敵なお医者様になるんだろうなぁ~、頑張って欲しいです。

やっと陽が傾き始めた。
地平線には厚い雲があり、それまではなんとか夕陽も楽しめそうだ。



彼のガイドさんとも色々とおしゃべりさせていただいた。
私が今夜食べに行こうとしていた定食屋さんはかなりオススメだそうだ。
「よく知ってますね~」と言われたが、もちろんガイドブックでの情報…さすが歩き方。

名残惜しいが、危険を冒すわけにも行かず「混雑する前にそろそろ降りたほうがいい」とのガイドさんの言葉に、彼が一緒に登山口まで下山してくれた。
心細かったので助かったなぁ~感謝です!



あんなに人がいたのに、ハイさんはすぐに目の前に現れてくれた。
今朝の不安が嘘のようだ。

「どうだった?」
「とても美しかったよ!」
「今日は良い天気で見やすかったと思うよ、ラッキーだね」と言ってくれた。

長い1日だった…。
宿までの道すがら、多くのカンボジア人たちが環濠の周りでピクニックをしていた。
涼むには最高だ。
ちっちゃな屋台も出現してた。

そんな過ごし方もいいなぁ~と思いつつ、早くシャワーを浴びたいという思いのが強かった。
最後に見た夕陽には心が癒された…なんだか良い事がありそうな予感!
だけど、旅の終わりが見え始めて、なんとなく複雑な気分になったな…。