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カンボジア…光と陰(22)

2013-06-22 | 旅-ベトナム・カンボジア
週末は梅雨の晴れ間、行楽日和になりました。
皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?

先日、初物とうもろこしをいただきました。
とても立派な粒揃い!
茹でて、お店のサラダにものせさせていただきました。
ごちそうさまでした。


***


ハイさんに連れて行かれたのは、昨日と同じレストラン。
サービスの方も変わらずで…今日はオススメの料理を聞いてみました。
「辛いのは大丈夫ですか?」と言われたので、
「大好きです」と答えたらこの料理を勧められました。

チキンの炒め物&ライス。
そして、やっぱりアイスコーヒー。



辛めだけどタイ料理ほどではなく、程よい感じ。
やはり涼しいエアコンルームは快適だった。
隣には韓国人の女の子が1人で座っていたが、一眼カメラがとても立派なものだった。

さぁ、午後も盛りだくさんだ!

まずはプリア・カンへ。
ここは宿で知り合ったTちゃんオススメの遺跡。
一度門をくぐってアンコールトムを抜ける。



距離はそんなに離れてないとはいえ6キロちょっとはあるだろうか。
この遺跡も西塔門から入って東塔門へ抜けるコースで見学する。

ハイさんと別れて参道を進む。



ちょっと日本の寺院にある灯篭っぽい石柱が並んでいる。
このリンガを模した石柱は土台にはガルーダが彫られており、上部は無いものや削られているものが多い。そのモチーフはブッダだそうだ。



プリア・カンは「聖なる剣」という意味があり、王の父の菩提寺とされている。また、仏教の教義を学ぶ場でもあったらしい。

周壁は3重になっており、複雑な構造は一つの町のようでもある。
とにかくあちらこちらにガルーダとナーガを発見することができる。

架かっている橋には巨大な彫刻が並び、これはナーガの胴体を引っ張っている神の姿だ。



周壁には巨大なナーガを踏むガルーダのレリーフが門の両サイドに配置されている。



門をくぐるとさらに門と周壁が。。。



細かいレリーフもかなり見ごたえがある。



遺跡の中で遊ぶ現地の子どもたち。



意外と建物などの崩壊は進んでいるようだ。
あちこちに崩れた石がそのままの状態で放置されている。



建物の中に入って上を見ると…いつ崩れてきてもおかしくは無いほど石は歪んで見える。



かなり珍しい3つの穴があいたリンガ台。



中央祠堂にはストゥーパがあった。



途中で切られてしまったスポアンの残骸。



塔門も崩れ方が激しい。



このプリア・カンの一番の特徴でもある2層構造の建造物は非常に珍しいもの。
なんでも図書館だったらしい。
これは素敵だ!
残念ながら入り口に工事中のテントがあって、中を歩くことができなかった。



ここの周りにも現地の子が遊んでいた。



近づいてきて声をかけてくる。
ノートを出して「ここにサインをして欲しい」という。
その内容は子供たちにノートとえんぴつなど文房具が必要ですと書いてある。
数人のサインがすでに書かれてあった。
この寄付するお金がどのように使われるのか? それを考えたら寄付することができない。
なので、素直な気持ちでサインをし、1ドルを彼らに渡した。
2人でお礼をちゃんと言ってくれた。
少しでもお役に立てたら…そんな気持ちになる。

ここの渡り廊下のような場所にも、ナーガにまたがるガルーダがいた。
保存状態は悪くない。



ここそこに崩れた石が放置されたままになっている。
遺跡の修復とは本当に大変なことなのだと実感できる。
その一つ一つの積み重ね…気の遠くなるような作業であることが容易に想像できるのである。



巨大なスポアン。
周壁の内側は…



外側が…



いやぁ~このプリア・カンも盛りだくさんだった。
見所満載で人気があるのが分かる。

大満足でハイさんのもとへと向かおうとすると、目の前に広がるこの光景に…今回カンボジアに来てよかったなと心から思った。