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カンボジア…光と陰(19)

2013-06-07 | 旅-ベトナム・カンボジア
昨夜からの雨も朝にはやみ、清々しい1日になりました。
今週末は天気も良さそうでお出かけ日和ですね♪

先日、久しぶりに焼肉を食べに行きました。
ずっと食べに行く機会もなく…というか、あえて避けていたところもあります。
今回はビールを飲みながら、目の前のお皿に焼いたお肉を友人がのせてくれるので、心置きなく美味しくいただくことができました。
友人の「いつでも焼いてあげるよ!」という言葉に幸せを感じます。
なかなか人に甘えることのできない自分にはありがたい限りです。



畑のミニトマトは気が付いたら結構大きな実になってました。
早く赤くならないかなぁ~。


***


ハイさんにホテルまで送ってもらって、明日の予定を一緒に決める。
とりあえず8時に出発…メインはバンテアイ・スレイでシェムリアプから40㎞という郊外にある遺跡。
午後は見られるだけ…プレループ、タソム、バンテアイクディ、プリアカン…こんなに見られるかしら。。。

「じゃぁまた明日!」と、ハイさんに言った。

ちょうどそのときに同じゲストハウスに滞在する日本人男性と出会うことができた。
まだ到着したばかりの、N氏に「ベンメリアに行く予定はありますか?」と訪ねると遺跡にはあまり興味がなく、予定はないとのお返事。。。
「手付かずの遺跡があるんですけど、興味ないですか?」
「もう何度かカンボジアに来てるんですけど、実はあまり観光したことなくて…」
「そうなんですね~良かったらぜひ検討してみてください、よろしくお願いします」とお話させていただいた。

一度部屋に戻ってシャワーを浴び、夕食は近くのLILI(リーリー)という食堂に行ってみることに。

歩いてものの5分のところにある、いかにもカンボジアの大衆食堂といった雰囲気♪



席に着くと、英語のメニューを持ってきてくれた。
さっそく、今朝彼女に教えてもらったアイスコーヒーをカンボジア語で言ってみる。
なんとか通じた!
それから評判の野菜スープ(麺入り)を注文する。



お店は家族連れやおじさんたちで賑わっていた。
やはり麺類を頼む人が多く、フレッシュジュースも人気があるようだった。



きのこがたっぷり入った優しい味のスープは体に染み渡り、疲れきった体を癒してくれた。
コンデンスたっぷりのアイスコーヒーも疲れが取れる。

大満足でわずか2ドルの夕食だった。

となりのラッキーマートで明日のお水とエナジードリンクを買い、ゲストハウスに戻る。
本当なら夜に遊び歩くのも楽しいのかもしれないが、あの遺跡群を明日も1日歩いて見るのが分かっているだけにあまり冒険も出来ない。

ゲストハウスに戻り、夜遅くまで入口テラスの椅子でみんなでおしゃべりすることができた。
それぞれ個人旅でN氏のほか青年2人は同じ年齢で意気投合、これまた社会人と医大生という環境の違う2人から得る所は大きかった。
が、何よりもN氏の話にみんな釘付けだ。
自分の世界にはいままで無く、想像すら出来ない経験をたくさんしている方だったのだ。
お話を聞けるだけでもラッキーとしか言いようが無い。
お仕事を聞くと私の周りいる同業の人とは一線を画すものだった。

Nさんはとても物腰の柔らかい紳士で、ついついプノンペンでの出来事を素直に話し、できれば一緒に行っていただけると助かるという主旨を説明させていただいた。
ガイドブックを見てもらい、「ベンメリア」とはこういうところであると説明させていただき、正直ちょっと押し売りっぽい感じになっていたような気もするが…。
青年2人は今日行ってきたばかりだ。
感想を聞くと、1人は「まぁ1度は行ってみてもいいかなって感じですかね」、もう1人は「ぜひ行ってみるべきですよ!」とかなり気に入った様子。
やはり人それぞれ色々思うところがあるようだ。

「こういうところなら行ってもいいかな」とN氏は言ってくれた。
「ありがとうございます!本当に助かります」
やっぱり良い出会いがあった!!!
「では明後日ぜひよろしくお願いします」
私は「ベンメリアに行くこと」が実現できるあまりの嬉しさに小躍りしたくなった。

そしてプノンペンでの出来事の話に、彼らからの反応で私がどれだけ救われたか。。。

人を信じることの難しさ…こんな話を真剣に聞いてくれるありがたさ。
やはり旅人同士で同じような悩みを抱え、旅での経験やそれを続けることの難しさなどを語った。

そして、N氏にはっきり言われたことは…
「きっと君は旅をやめられないと思うよ」という言葉だった。

私はここ数日、もうこういう旅はやめたほうが良いのでは? 私にはもう出来ないのではないか? と自分に自信を無くしていた。

N氏の一言で救われたなぁ…。

世界には素敵な人がたくさんいるものだ。
この出会いによって今回のカンボジア旅を最後まで楽しく過ごせることになった。


*Nさん、シェムリアプでは最後まで本当にありがとうございました!
 もっとたくさんお話聞きたかったです。
 一緒に記念写真撮ればよかったと帰国後かなり後悔しております。。。