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やっぱり熊は怖いでしょ…。

2011-10-08 | 
秋の3連休はいかがお過ごしですか?
海岸を散歩してみると、大量のゴミに驚きます。
多くは海藻や流木なのですが、中には動物の屍骸もあって昨日は3体ほどありました。
そして、タイヤやペットボトル、漁具などいわゆる生活ゴミもたくさんありますね…。

ここ1年ばかり、本を読む数が随分と減ってしまいました。
というのも、ほとんどが参考文献で私には難しいものばかりなので、楽しく読書するという意味で言うとほんとに少ない気がします。

先日読んで感動した作品…「凍」沢木耕太郎著。
登山家…というよりはクライマーもしくは登攀者というべきかな?山野井泰史さんと妻の妙子さんが、ギャチュンカンの北壁にアタックした時の様子をノンフィクションライターの沢木さんが、登山未経験者にも分かりやすく書いてくれた渾身の作品。

ギャチュンカン…それはチョモランマとチョ・オユーにはさまれた8000mを少しだけ欠ける厳しい頂。
初登頂は日本人だそうですが、私はこの山の名前を知りませんでした。



文章を追っていくのが怖くなるような後半部分…凄い世界もあるものだと…人間って強いもんだと感動し…多くのことを考えさせられました。

山野井ご夫婦は奥多摩に住む、いたって山好きの普通の人。
いかに精神的に強靭であるのかは、日常をみているとあまり分かりません。
しかし、凍傷で無くした手足の指の数は世界中を探してもこのご夫婦には適わないでしょう。

ご興味ある方、ぜひYouTubeなどにあるを動画をご覧になってみてくださいね。
そして現実に動いている彼らを見ると共に、沢木さんの書いた文字で追う登攀の様子はまた違った意味で迫力があります。


そういえば昨日ニュースで札幌市内に熊が出没しているとの話題がありました。
…これは怖いですね。
私も山に登るときに「熊出没注意」の看板を見るとすぐに鈴をザックにぶら下げます。
単独で熊笹のあるような登山道は「ガサガサッ」という音を聞くだけでドキドキしちゃます。
(こう見えてかなりの怖がりである事が、山登りをし始めて分かりました)

数年前にご自宅近くのハイキングコースで熊に襲われた登山家がいました…そう山野井さんです。
なんと熊に遭遇した山野井泰史さんは右腕と顔を噛まれても無事生還しました。

いやぁ~熊は怖いですね…といっても出会ったことは無いですが。

鹿・猿・猪・雉・蛇・鼬には遭遇したことがありますが、良く考えてみれば山に人間が入っていくのですから、動物の方がきっと怖かったでしょうねぇ~。


ここ伊豆には山野井さんが名づけたクライミングコースが城ヶ崎にあるそうです。
その名も城ヶ崎スコーピオン…聞くだけで難しいのが想像できます。

私にはクライミングは到底出来ませんが、その険しいコースだけでも見に行ってみようと思いました。

そして、私は山野井(長尾)妙子さんを心から尊敬しています。






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