みずけん戦記

せめてもう少しだけ、走らせてくれ。

シリーズ・「ツールド関東?」4、『トライアスロン戦記』は水浸しだったこと

2008-10-21 23:40:00 | その他スポーツ
 9月21日。

 天気、くもりのち雨。

 まず、到着が受付終了ギリギリになり、モタクラしているうちにキッズ部門のレースがスタート。

 スイムからバイク(自転車)への乗り換え、即ち「トランジション」はれっきとしたコースの一部であり、俺も自転車を置こうと思ったら競技中につき迂闊に入れないという…
 下準備の段階でもうドタバタであり、つうかアレ?自転車に乗る場所では後でバイク→ランのトランジションもあるんだよね?つうことはラン用の靴もここに置いておかねばならんのか…てことは俺これから裸足か…とド素人全開でキョドった挙句、スタッフに「レース中なんで早く出て!」と叱られる始末(笑)。

 多分、一緒にやっても絶対に勝てない自信がある?本気スタイルのキッズを横目に(このトップ選手がまた滅法速い)、シトシト、ザーザーと降り始めた雨をしのぎつつウェアに着替え。

 少し車中で仮眠を取った後、いよいよ自分の出番が。ということで、大磯ロングビーチが誇る長さ600mの流れるプール(この日は流れてなかったが)に入る…頃にはとっくに本降り。

 そして、もう緊張を通り越してヤケクソの中スタート。

 …

 …は、はやっ…

 鈴鹿で惨敗したロードレース以上、今年のもてぎの10kmマラソン程度か、とにかく他の選手達の泳ぎが速すぎてあっという間に遠ざかっていく…

 もう必死こいて途中何度か立ちながらも必死で泳ぎ続けた。

 しかし、この日は東京でシティサイクリング大会など行われていたようだが、外は土砂降りでそういう人達は大変だったろう。
 一方こちとらはスタートから水の中なので全く問題ナシ。こういう面ではトライアスロンは強いというのか何というのか…

 で、400mをクロールと平泳ぎをミックスさせつつ泳ぎきり、皆様より大幅に時間をずらして自転車に乗り、焦って靴がはけねーとまたド素人っぷりを見せながら今度はバイク9km。
 ここは一応本業?なので遅れを取り戻すぜ~と漕ぎ出すも、雨が強すぎて顔が痛い。
 問題ナシとさっき書いたばっかりだがもう前言撤回を余儀なくされ、というかどっちが前なのかもよく分からんまま無我夢中で自転車終了。

 そして、この日のために買って濡らさないよう大事に履き慣らしていたランニングシューズが、履く前からズブ濡れの状態になっているのも構わず履き替え最後のラン3km。

 ところどころ水溜りが出来ている大磯ロングビーチのプール周辺を、即膝イテテになりながら必死にジョギング。

 1周1kmのコースを3周し、もうほとんどの選手が走り終えた清清しい最終ストレートを走りぬけ、膝の痛みに耐えながら感動の!?ゴール。


 …とまあ、こうして書いてみると100%ウケ狙いのレース参戦という感じだが、それでも3つの競技を終えた後は自転車、マラソン、遠泳のどれとも違う新しい達成感を得られたかなとおもう。要は人間やってみると(それなりに)できてしまうもんなんだなと…
 今回の記事をみて「おぉ~面白そうだ自分もやってみようかな」とは100%ならないとは思うが、トライアスロンのことを知ってもらうきっかけにでもなってもらえればよいかな。


 そんな訳で、ヘロヘロになりながらもツールド関東に向けて、効率としては33.3%程度だが訓練にはなったかと思ってはいた。
 だが、この後事態はあまりよろしくない展開を迎えるのである。