みずけん戦記

せめてもう少しだけ、走らせてくれ。

シリーズ・「ツールド関東?」6、雨の新横浜を「め組の劍」が走ったこと

2008-10-26 23:09:38 | 自転車
 さて、10月11日。

 前日の金曜、仕事も早々に、22時に切り上げ準備万端…どころかボロボロの状態でこの日を迎えた。イヤどうしても3連休の最後に仕事したくなかったもので…

 朝起きて最初に思ったこと。

 「ああ今朝も右膝が軽く痛むなあ…」

 セコセコ準備をし、玄関の中にしまってあるシャウラ君を外に出して思ったこと。

 「ああ予定に思いっきり反してだなあ…」

 正直、まさかと思った。その前の日に至るまで天気予報はせいぜい「くもり」止まりだったはずなのに


 あまつさえ、今回出場する「日産スタジアム・サイクルパークフェスティバル(略して日産CPF)」のパートナーであるジンロ君との待ち合わせに遅れ(事前連絡はしといたが)、雨が降りしきる中現地に到着すると彼は既にゲート内でスタンバっていた。

 そして、彼に先に試走してもらいつつ、俺はこの雨の中わざわざ持ってきた「作務衣」を装着。
 勿論これは着て走るために持ってきたのである。ちなみに背中には丸に「め」っつう文字がビシっと入り、要するにお江戸の火消しっぽい感じなのである…んだがこれを書いてる時点で現物を実家に置いてきてしもうた。一応似たようなのがネットで見つかったのでご参考までに。

 相変わらずこの日産CPFはコスプレ率が低く、つうか下手すっと今回午前の部はほぼ俺一人?(一応サッカーのユニフォームを着ている人はいたようだが)な感じで、ちょっと戸惑いながらも試走完了。


 開会式には、何でもここ日産スタジアムの近所?に住んでいるという鶴見辰吾さんが登場しつつ、セレモニー、走行上の注意説明などありつついよいよスタート。 今年もスタートはジンロ君担当で、交代にて今年ちょっとだけ変更が加えられた1周約3.6kmのスタジアム内外のコースを、ザーヒーの調子を伺いつつ走行。


 スタジアムを出てすぐの下りヘアピンは相変わらずだったが、その先のコースはスタジアム周辺の公園が整備されてきた恩恵に与り広々とした緩やかなカーブの続くルートに変更された。
 それでも走っている間も雨はシトシト降り、細いタイヤのロードバイクはちょっと怖かったが爽やかにブチ抜かれつつマイペースで走り続けた。

 ジンロ君が走っている時、ちょうどMCのイイミワこと飯島美和さんが通りかかったので、今回も挨拶を交わしてきた。
 彼女には前から「コスプレをやる」ということは話していたので、やはり気づいていたらしく「ああ(あのめ組は)やっぱり!」てな具合であった。


 レース終盤にさしかかり、そろそろお互いあと1ターンかというところで、二人の1ターンあたりの周回数が違うことが発覚。ジンロ君4周に対して俺は3周と…彼曰く「道理ではええな~と思ったよ」。
 そんな訳で、め組の水野劍はまず自分の尻についた火を消すべく?ラストラン。

 やはり、走りこめていないのが裏目に出たのか、周りのハイペースにいつの間にかペースを乱していたのか、はたまた栄養が足りないのか?知らんが速度計の数値は明らかに下がってきている。
 何とか、スタジアムに戻るとイイミワさんの実況が聴こえる。

 なんでも「め組のミズケン」とな??

 ふとオーロラヴィジョンを見ると、見覚えのある丸に「め」の文字が入った背中が

 お、俺が映ってるじゃねえか!は、恥ずかし~(笑)マでもイイミワさんごっつあんでした。
 お陰で元気をもらったというか吹っ切れたというか、多少ペースを戻し最後の力を振り絞って無事3時間を走りきることができた。


 図らずもチームの足を引っ張った「め組のひと」?ではあったが、今年もジンロ君と地元新横浜の自然も垣間見えるコースをしこたま走ることができ、成績はともあれいい一時を過ごせたんじゃなかったかな、と思う。


 でだ。


 ツールド関東と言うからにゃ一丁県境をまたがにゃならん、ということでこの日の夕方にとっとと千葉県に入ることになる。
 今回、翌日のつる千葉2日目に参加する前のその「リエゾン」とでも言うべきパートが特筆モンだったので、次回これを記す。多分「俺もこういうのやってみよ~」って思う人続出だぜ