みずけん戦記

せめてもう少しだけ、走らせてくれ。

ツアー・オブ・ジャパン東京ステージについて

2007-05-29 22:54:43 | 雑記
 ツアー・オブ・ジャパン略してTOJというのは日本を代表する国際ロードレースなんである(今回何年かぶりに?ゲットできたプログラム参照)。

 今年も全7ステージが行われたが、俺は今年もラストの東京ステージを観戦。奇しくもこのブログが始まった2004年以来毎年東京だけは欠かさず観に行っている。

 04年の時はユニクロのシャツとハーフパンツかなんかでヒイヒイ言いつつ自走していたが、年々進化というか中毒症状が悪化し!?今年はメット+スポーツサングラス+安いサイクルジャージ+安いレーパンという一見ロードレーサーな?出で立ちでサラっと大井埠頭まで行ってきた。イヤ浜松町から比べたら今や近所だからさ(笑)

 もっとも、今年はレースの終盤にやっと現着し、状況が分かった時にはラスト2周という即クライマックスな感じであった。


 レースは、なんと中盤から逃げを打った先頭集団がそのまま最終周に突入、大抵最後で体力を温存していた後方集団に飲まれるもんだが気合の走りで勝負は先頭集団の中の誰かに絞られる。

 いつ、誰が仕掛けるか…?

 その均衡を破ったのがオーストラリアの選手。ラスト2kmを切ったあたりだろうか、一体どこに隠していたのかエライスピードで先頭集団を切り離し独走態勢に。
 だが、マラソンよろしくミソはやはりタイミング。最後のストレートで後ろの集団が一気に追い上げる。オーストラリアの選手もちっとばかり早すぎたのかも知れない。結果論だが。

 そして、ゴール前でのスプリントを制したのがNIPPO梅丹の新城選手。一気に先頭を抜き去り、見事な勝利。俺は後方だったのでオーロラビジョンで観ただけだったが、そりゃもう見事なスプリントであったよ。


 今年は俺が見た中でも抜群の盛り上がりを見せた東京ステージだった。何しろ久しぶりの日本人選手の勝利(これまで日本人は、一度'02年に鈴木真理選手が勝ったきりらしい)、それもゴール前ギリギリで追いついての勝利だったからね。新城選手は若干23歳ながら若さだけでなく攻めのタイミングの見極め、それを勝利に結びつける末脚もといスプリント力は見事だった。これからますます期待しちゃうね。


 余談であるが、'04年から毎年この会場でお会いしている方と、帰る直前にバッタリ会うことができた。丁度来週の富士ヒルクライムの案内を実家に忘れ、というか届いたことすら忘れていた俺が実家のお袋に「案内届いてたっけ?」とすっとぼけた電話をかけたのが功を奏したというかなんというか。
 多分このTOJというレースと、そこでのその人との出会いが俺に自転車への道をそらもう強烈に後押ししてくれたと思っているので、どうやら自転車の女神様はまだまだ俺にやらせる気だなと…まあ来週富士山でヒイヒイ言ってくるとしよう。