みずけん戦記

せめてもう少しだけ、走らせてくれ。

銀盤に無限の可能性を見た、後編

2007-05-01 22:38:31 | 雑記
 さて、しうまい君にビールとフライドポテトなど買ってきてもらい、もりもり食いながら人生初のフィギュアスケート生鑑賞。

 まずは今夜のスケーター達が全員出てきて挨拶がてら軽く盤上を滑る。のっけから思い知らされたのはとにかく女は華麗に美しく、男は見事なまでにかっこええということ。
 テレビで見てて、そんなことは重々承知のはずだったんだが、例え遠目でも生で見ると一味違う。

 そして演目開始。エキシビジョンだけのゲストとして例の真央ちゃんのお姉様である浅田舞さんの滑りを堪能。しうまい君も言ってたが、技術云々はさておき女としての美しさは舞さんの方が上手かと。この辺は次回オリムピツクまでの真央ちゃんの課題と言えるんかも知れない。今でもスター性みたいなものは十分とは思うけど、男としては他の欧米のレディの綺麗さなど見るとちょっと物足りなさもあったりして…。

 男子では、前半の特筆もんは織田信成くんか。何か演技を始めようとしたら曲が違ったらしくって一旦ストップ…しかしそこで手拍子が出るところはやはり彼の人柄の成せる技なんだろうね。
 日本の男子では高橋君がイケメンだし人気あるんだろうけど、俺個人としては彼の天性の三枚目キャラみたいな所に深い共感を覚えるというか…なんか他人に思えんのよ(笑)

 そして、ショーの前半は浅田真央ちゃんの見事な滑りでしめ。ただ彼女はエキシビジョンではトリプルアクセルはやらないんだよね。ちと残念だがしょーがない。


 休憩を挟み、後半開始。ところで、テレビでエキシビジョンを見た人なら分かるかも知れないけど、本競技と比べ音楽のバリエーションが豊かで、しかもそのそれぞれの曲の雰囲気と見事にマッチした演技を見せてくれる。今回、体調不良で残念ながら欠場したキム・ヨナに代わり「漢気溢れる」(ってアナウンスで言ってた(^^)ジェフリー・バトル選手が、前半に続き再登場したんだけど、前半の時は割とスタンダードな演技だった(はず)のに比べ、今度は頭をモヒカンぽくおっ立ててロックンロールな滑りを披露。つっても観なきゃどうロックンロールなのか分からんか…明後日テレビ東京系列でやるから観てくれ。とにかく男の俺が観てもかっこいい。
 あと、今回分かったのはフィギュアって女性ファンが多いんだね。ジェフリーの時もきゃあきゃあ言ってた。まああれだけ容姿端麗の男があれだけの演技をすりゃ女性はほっとかないよなあ…(´・ω・`)
 そこへもってきて、ロシアのアレクセイ・ヤグディン選手が登場した時は大変。何しろ上が黒い網のシャツ一丁、要はスケスケのいでたちで登場。
 そして、フラメンコの音楽にのって演技したんだが、終盤リズムが段々早くなっていくのに合わせ彼も激しく氷上で情熱的なステップを…正直氷上であそこまでのダンスができるとは衝撃の一語に尽きる。ネタバレになったが明後日是非観て欲しい。

 ラスト、ミキティこと安藤美姫の演技。生で初めて見たが、遠めで見た方が彼女の華麗な舞がかえってちゃんと分かった気がした。つま先から指先に至るまでの見事な動きは、それを世界トップクラスと呼ぶにふさわしいものだったな。やはり試練を乗り越えたからこその成果なんだろう。
最後はまた全員が出てきてぐるっと氷上を回って大団円。

 最後に改めて書くが、フィギュアスケートは生で見るとTVとは一味も二味も違う。そして、人間の力というものが銀盤の上でどれだけ素晴らしいものを表現してくれるのかを観るため、一遍観てみることをお薦めしたい。かくいう俺もはまりそうだ、また是非行ってみたい…