みずけん戦記

せめてもう少しだけ、走らせてくれ。

GW自転車旅行の件4(京都→神戸編2)

2007-05-10 23:18:18 | 自転車
 高槻市というところに入り、一軒ママチャリ専門ぽい自転車屋があったのでおばちゃんに聞いてみたら、例のイージーパッチがバラでならあるということだったので、安く譲ってもらった。これで一安心。

 ただ、後輪のタイヤは既に2箇所ほど裏まで貫通している穴が開いていたため、念のためにスポーツバイクを扱う自転車屋があったらいいタイヤを買うベエとまた自転車に乗って走る。

 しばらく行ったところで、箕面市内にサイクルベースあさひという関東でもおなじみのショップを発見。ロード用のタイヤもあったので思い切って4,600円(一本でだよ)のチョイ高級なタイヤを一本購入、駐車場で早速タイヤ交換。古いタイヤは店の人に引き取ってもらった。お世話になりました。

 そういったこともやっていたので、俺の脳内では遅くとも20時には悠々宿に着いているはずだったのがさらに時間が押してきた。もうすっかり暗くなった頃、西宮の駅前を通り越して、いつの間にか阪神高速湾岸線の脇の歩道(確か歩道・自転車道だったはず)に入り、幾つかの人工島を橋で渡ることに。
 ふと進行方向右手(北)に目をやると、このあたりは地理的に海からすぐ斜面になっているのだが、その斜面全体に街の灯りがちりばめられており素晴らしい夜景だった。あの夜景を見られた(しかも普通車でないと見られないところを自転車で)のは収穫だったな。

 その後も国道43号線の歩道をひた走り(ここも車道が走りづらい道だったのよ。次の日このルートがミスチョイスだったことが分かるんだが…)結局神戸は三ノ宮駅の近くのホテルに着いたのが20時半過ぎ。
 まだ晩飯も取ってなかったので、急いで荷物を部屋にブン投げて辺りの店を探索。するとこの辺はしゃれた居酒屋(限りなくバーに近い)やそれこそジャズのライブをやってるようなバーがあったりして、おお流石神戸と思ったりした。ちなみにライブは満席だったのでパス。
 色々見ている内に、「グリル末松」という割と気兼ねなく入れそうな洋食屋を発見。混んでいて30分ほど待つということだったが、考えた末後でまた来る約束をし、先にシャワーを浴びてからもう一度伺った。

 赤ワインを片手に春菊のサラダとビフカツ(牛のカツ)というのを食べたんだが、これが疲れた体にしみる美味しさだった。また、他の客が「焼プリン」を頼んでいるのを聞いて俺も注文。するとこれは本当にプリンをオーブンで焼いた状態、すなわちホットなプリンだったのだ。そしてこれもウマかった。ああこの店は当たりだったなと。

 大満足で宿に帰り、昼に買ったプレミアムモルツで一人三ノ宮の夜景を見ながら乾杯。しつつもなぜか地元の友人と電話で下世話な話をしていたのだが…いい神戸の夜であった。


 …まあ、しかし普通の人は京都→神戸と行くとしたら、昼間で市内をゆるりと観光、その後電車でいいとこ1時間で神戸に行って悠々市内観光といったところなんだろうな…そうすんなり行かない(行きたがらない)のが俺の性分なもんで。まあいいさ、こんな馬鹿が出来るのも独り身の今のうちってことで