みずけん戦記

せめてもう少しだけ、走らせてくれ。

開高健・その2「ツール・ド・開高」ってところ

2005-05-05 21:31:50 | 自転車
 予告どおり開高健記念館に行ってきた。それも自転車でね。今回はその話。


 我が家から茅ヶ崎に行くには、中原街道という道が一番分り易くかつ近いのだが、俺は今回敢えて境川という川沿いのサイクリングコースを走ってみた。途中地元の中学生らしきガキ共に時速30kmオーバーで抜かれるという出来事などありつつひた走る。
 境川沿いは周りに緑が多く、普通に走るだけでも楽しめる道であった。


 境川を離れ、記念館の開館までまだ間があったので江ノ島周辺のデニーズで朝食を採り、海岸沿いにスケートパークというものがある事を発見しつつ、海沿いを走り茅ヶ崎へ。

 俺がよくやる事なのだが、あんまり場所の地図などを改めないでその場をうろうろしながら何とか記念館にたどり着き、色々と鑑賞。

 今は開高氏がベトナム戦争時に米軍に付き添い、思いっきりベトコンの銃撃に遭い命からがら逃げのびたという話にまつわる企画展をやっている。「私は日本の記者なので助けてください」とベトナム語で書かれた日の丸など生々しい資料が展示されている。


 記念館は茅ヶ崎の住宅地の中にあり(まあ元々開高氏が住んでた家をそのまま記念館にしたもんだからね)、庭にはよく手入れされた木々が茂っていて中々落ち着けるいい場所である。俺は開高氏の名文句ポストカードとバンダナを買い、ついでに敷地内の名文句が書かれた看板を撮る。(写真は俺が一番好きな言葉)


 その後は茅ヶ崎をウロチョロして、何となく寒川町という所にたどり着き寒川駅近くのとあるイタリア料理の店に寄る。

 そこで「ミラノライス」だかランチとかいう、絶対ミラノには無さそうな名前の昼飯を食べる。でも味は悪くなかった。

 でその後は中原街道をひた走り、明るい内に帰宅。疲れたが色々発見もあった。今回江ノ島が思ったよりは近い事が分った(つっても1.5時間かかるけど)のでまた気が向いたら行ってみたいかな。

 もちろん記念館もまた行きたい。