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巡礼中・巡礼後、思った事や感じた事・・・自分らしく1

2012年06月28日 | Camino de santiago


2度目の巡礼行きを考えたのは2年位前だった。
夫がすっかりリタイアしたのは3年前。
リタイア2年前頃から夫は、徐々に我が家に滞在する時間が増えていた。
それまでは、全くの企業戦士の典型的な夫だった。

リタイア後の我が家はいわゆる年金暮らし!
妻の私にとって、家計費から言えば殆ど何の変わりのない生活。
年金暮らしは極貧と言っても過言ではない新婚時代に比べれば楽なもの。
しかし、極貧も若い私達にとっては楽しいものです。
節約お宅の私には、実力発揮の時代だったのかもしれない。

家事の一部を自然に夫がやってくれるようになり、家事も楽になった。
毎日食事を作るのも初めてだが、毎日コンスタントに作ると返って楽しいものになっていた。
反面几帳面な夫の目はかなり私にとって心の負担になって来ていた。
結婚40年、日々を一緒に過ごす時間がこんなにも多いのは初めての事。
しかも、夫はどちらかというと寡黙なタイプ。

巡礼に対する思いが徐々に募る事となる。
2年間は、長いサラリーマン生活に対する感謝の気持ちを含め夫と旅をする事もあった。
又、毎年4月になるとゴルフトーナメント「マスターズ・オーガスタ」を観戦したいという夫の気持ちも解っていたので、整理整頓は苦手な私だがこれなら出来ると実現する。

巡礼に行くなら日程を気にしないで心行くまで歩いてみたい。
考えた末70日の日程を決める。
夫には何の相談もしなかった。
会話の少ない私達なので、この事を伝えるのに半年近くを要した。
但し夫が納得したのかは確認していない







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