現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

本谷有希子「パプリカ次郎」嵐のピクニック所収

2017-11-29 08:47:11 | 参考文献
 露天商の少年と、定期的に台風や雷のように現れ露店を破壊していく暴徒たちとの接触を、シュールなタッチで描いた掌編です。
 なんとなく作者の意図する比喩も想像できるのですが、描き方に迫力がないので印象に残りません。
 児童文学の世界(特に絵本)では、スズキコージの「サルビルサ」(その記事を参照してください)のように、はるかにシュールで、はるかに迫力のある作品がたくさんあります。

嵐のピクニック
クリエーター情報なし
講談社
  

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