イボタノキ・3~開花

 南大沢2丁目の「イボタノキ(疣取木・水蝋の木)」。モクセイ科イボタノキ属で、樹皮に寄生するイボタロウムシが分泌する蝋が、蝋燭や艶出しに使われる。勘違いしそうだが、この樹から蝋が採れるわけではない。花冠は筒状漏斗形で先は4裂している。同時期に咲くヤマボウシに比べれば地味な花だが、それでも樹いっぱいに花を付けていた。
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ザクロ

 東京薬科大の「ザクロ(石榴・柘榴)」が咲き始めた。ザクロと言えば、時代小説に出てくる湯屋の表現で、洗い場から湯船への出入り口のことを “石榴口” と言う。湯の冷めるのを防ぐために、洗い場と湯ぶねとの間に、下部を開けて板を張り、身体をかがめて出入りするようにしたものだが、なぜザクロに繋がるのかよくわからなかった。これはどうやら鏡磨きにザクロの酢が必要とされたところや、 “屈み入る” を “鏡鋳る(鏡を磨く)” と掛けたことから、出来た名前のようだ。
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ミカン・1~花

 東京薬科大の「ミカン(蜜柑)」の樹。正しくは「ウンシュウミカン(温州蜜柑)」で、ふつうミカンと言えばこの品種。ミカンの花を見たら、やっぱり歌わなくてはいけない。

『みかんの花咲く丘』 (著作権法により歌詞省略)
  作詞:加藤省吾 作曲:海沼実
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ハナユ・4~花

 鉢植えで育てている「ハナユ(花柚)」。その実が冬至には浴槽に浮かぶ。花の香りも素晴らしく、庭の優等生だ。ところが今年はどうも花数が少ない。去年、一応摘花や摘果をしてみたが、そもそも数年間、植えっぱなし。やはりそろそろ大きい鉢に植え替える必要がありそうだ。
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カラスノエンドウ・2~実

 実が熟すと黒くなるので「カラスノエンドウ(烏の豌豆)」。カラスノエンドウより小さいスズメノエンドウの種子数は2個で、中間のカスマグサは3~6個。それに対してこのカラスノエンドウは、種子は写真のように10個程度。無理やり開けて確認させてもらった。
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オニグルミ・5~膨らみ

 今月初めに見た雌花が少し膨らみ始めていた。これは首都大学にある「オニグルミ(鬼胡桃)」だが、柱頭の赤い先っぽが残っていてなかなかユーモラスな形。オニグルミの殻はものすごく堅いが、このくらいの時期はどうなんだろう。割って確かめてみたいが、大事なクルミの数が減ってしまうので、じっと我慢。
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キブシ・7~縄のれん

 去年、雑木林でこの実がひと房ぶら下がったのを見つけて、「キブシ(木五倍子)」の名前に苦労してたどり着いたのが懐かしい。長池公園のこの姿を見て、思わず “縄のれん” に例えてしまった。この時期はあちらこちらでこの姿が見られる。キブシは蕾から実まで一年中楽しめる。
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オヤブジラミ・2~実

 シラミの名前はこの “ひっつき虫” のせい。 小さな花が終わったと思ったらすぐに実ができていた「オヤブジラミ(雄薮虱)」。この姿を見ればその名前は十分納得できる。花のサイズを思えば、実はかなり大きめ。夏に見られるヤブジラミの実よりも大きいようだ。
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アメリカフウロ・2~実

 赤い葉にツノのついた黒い実。今の時期に道端で良く見られるのが「アメリカフウロ(亜米利加風露)」の種子。すぐ横では、花や黒くなる前の種子も見える。このあと弾けて種を遠くに飛ばしその勢力を広げていく。アメリカフウロの花はとても小さくて目立たないが、種が広がり来年はもっと増えているのかも知れない。
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カルミア・4~赤花

 真っ赤な蕾が、どんな花になるかと期待していた「カルミア」。さすがに中まで真っ赤ではなかったが、やっぱりパラソルのように可愛らしい花。昨日の雨が今朝まで残って、白いパラソルのほうも満開。
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