ミツマタ・2~蕾

 蓮生寺公園の「ミツマタ(三又・三椏)」に変化があったかなと思って訪れてみたが、年末と同じ状態。このひと月は確かに寒くて大雪にも見舞われたので、ミツマタだってそう都合よくこちらの希望通りには咲いてくれない。蓮生寺公園には日当たりの良いこの樹と、まだ雪が残っている場所の樹とあるが、どちらも同じような蕾。ジンチョウゲは開花まで少しずつ進行しているのがわかりやすいが、ミツマタはずいぶん前から春の準備をしていて冬の間の変化が少ない気がする。と言っても初めて観察しているので開花直前の蕾も見たことが無い。 『まだだろう。』 と油断させておいて、パッと咲いてしまうなんてことはないだろうが。
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カツラ・3~樹皮

 樹皮の観察が続くが、今度は「カツラ(桂)」。あの丸っこいハート形の可愛らしい葉には似つかわしくない荒々しさで激しく縦に割れている。葉は女性的だが幹はとても男性的。
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ケヤキ・2~樹形

 樹皮と同じく冬に観察しやすいのが樹形。この富士見台公園の「ケヤキ(欅)」はケヤキらしい整った樹形。地面から2メートルほど太い幹があり、その上は扇を広げたように見える。これだけのびのびと出来るとさぞ気持ちが良いだろう。
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アカマツ・2~樹皮

 松の中でも樹皮を見てすぐ分かるのがこの「アカマツ(赤松)」。アカマツを見つけると、条件反射のようにとりあえず根元をグルリと見回してみる。季節もぜんぜん違うしこんなところに “あれ” があるはずも無いが、ぜったい無いとも限らない。探すと言ったって這いつくばってゴソゴソやっていると不審者そのものなので、立ったまま靴先で枯れ葉をどかしてみる程度。これでは見つかるものも見つからない。結局諦めて、夜は “椎茸” を焼いて晩酌をグビリ。たちまち顔の色はアカマツ色。
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ヤマボウシ・4~樹皮

 樹皮を見ていて気になったのがこの樹。あちこちで皮がめくれていてちょっと可哀想な感じ。葉が全く無いので何の樹はすぐに分からなかったが、確か初夏にこの小道で見かけたのはあの白い花。そう、ブツブツの実も美味かった「ヤマボウシ(山法師)」に間違いない。
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ユリノキ・5~樹皮

 冬の時期は樹皮によく目が行く。首都大学の「ユリノキ(百合の木)」の樹皮だが、すっきりと整った縦じまで何となく品が良い。品格の判断基準はと聞かれると表現に困るが、たとえばコナラは彫が深くて割れ方はやや不規則で、トウカエデは剥がれてガサガサ。表面の綺麗さでいうならサルスベリだがこちらは幹がクネクネ。コナラと同じブナ科でもクヌギのほうはやや力強くゴツゴツした感じ。風格といえばクスノキの樹皮もなかなかのもの。
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トウカエデ・3~樹皮

 「トウカエデ(唐楓)」は、可愛らしい葉やユニークな翼果に比べると、樹皮はずいぶん痛々しい。縦に割れて短冊状に剥がれている。これだけ剥がれるということは、それだけ新陳代謝よく中から出てこないとやせ細ってしまう。
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スギ・2~雌雄

 「スギ(杉)」を調べていると “雌雄同株” となっている。植物学を専攻しているわけではないのであまり深く考えたことはないが、図鑑を見ていると雌雄同株、雌雄異株とか、雄花、雌花なんていう説明をよく目にする。『ソメイヨシノはどっち?』なんていう頓珍漢な疑問も浮かんでくるので、ちょっと頭の中を整理しておこう。
 そもそも、花に雄蕊と雌蕊がきちんとあるのが “両性花”。 『ふんふん、これは知っているぞ。これは雌雄同株だ。』 雄蕊と雌蕊のどちらか一方だけしかないのが “単性花” 。『なるほど。これが雄花、雌花か。この両方が同じ株につけばやはり雌雄同株だな。』 クスノキは両性花で雌雄同株。スギは単性花だが雌雄同株で、写真のように同じ幹に雌花(中央)と雄花(左後方)が確認できる。そして雄花、雌花がそれぞれ違う株につくのが “雌雄異株”。 イチョウは雄花が花粉を飛ばして別株の雌花と受粉する雌雄異株。スギは雌雄同株なんだからすぐ近くの雌花に花粉が届けばいいのに、何を考えているのか、何キロも先まで飛んでくる。
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マンサク・4~赤花

 黄色い花のすぐ横で見つけた赤い「マンサク(満作)」。黄色い花の幹と同じところから株立ちしている幹に咲いていた。目の高さには2輪しか無いが、見上げると高いところに赤い花がモジャモジャと花びらを広げていた。図鑑で見るアカバナマンサクほどは赤くなく、先端は少し黄色。園芸種も多いようなので、とりあえずマンサクでひとまとめ。
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ロウバイ・4~実

 花にばかり目が行ってしまうが、一つだけポツンと残っていた「ロウバイ(蝋梅)」の実。まるでミノムシのような形と大きさ。良く見ると下が開いていて中はカラ。違う樹の実を見るとこちらも下が開いていたが種は落ちずに残っていた。その種をちょっと失敬してきたが、今朝NHK “趣味の園芸” で、ロウバイを種から育てると花が咲くまで10年かかると紹介していた。うーん、さすがにそれほど気が長くない。実生はとりあえず中止。
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