エビスグサ・2~決明子

 花が終わりかけたと思ったら、その花の先にヒョロリと弓なりのサヤができている。「エビスグサ(恵比寿草・夷草)」のこの種子が生薬の “決明子” になることは前に触れたが、生薬の名前よりは、ヒップホップグループ “ケツメイシ” のほうが今は有名のようだ。メンバーのうちの2人がここ東京薬科大の出身とのことで、やっぱり薬大生らしいグループ名。
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ノアザミ・2~綿毛

 花はまだあちらこちらで残っているが、綿毛の種子が飛び始めた「ノアザミ(野薊)」。写真を撮ろうとしている間にも、風でまた飛んでいる。試しにこの綿毛のかたまりを触ってみると、すぐに形が崩れてモコモコと種が湧き出してきた。
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オニドコロ・3~翼

 首都大学遊歩道を歩いているとあちらこちらの藪に蔓延っている「オニドコロ(鬼野老)」。ヤマノイモ科ヤマノイモ属の多年草。花が残ったまま3翼の蒴果が大きくなっていて藪の中でもすぐわかる。前にも触れたが、名前の “野老”  は、太い根茎が海老のように曲がり、細根が老人の髭のように見えることからつけられ、長寿を願う正月飾りにも使われる。しかしその根は見たことが無い。
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ナガエコミカンソウ・1~実

 コミカンソウを探していて偶然見つけた「ナガエコミカンソウ(長柄小蜜柑草)」。別名の「ブラジルコミカンソウ」の通り帰化植物で、各地で急速に広がっているようだ。ところが原産地はブラジルではなく、アフリカやインド洋諸島だというのでややこしい。
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コミカンソウ・1~実

 それらしい草を見つけるたびに、葉をひっくり返してようやく見つけた「コミカンソウ(小蜜柑草)」。トウダイグサ科コミカンソウ属の一年草で、道端で雑草扱いされている。こんなふうに覗きこんで見なければこの小さな花も実も分からない。この実はこれから赤褐色に色づいていくようだ。
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センニンソウ・2~再会

 富士見台公園で、去年の花後に一面の草を刈られてしまったので心配していたが、きちんと花を咲かせていた「センニンソウ(仙人草)」。実ができたあとに羽毛状の仙人の白いヒゲができるのだが、去年は草刈りで見逃してしまった。今年は何とかこのまま残してほしいもの。
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シュウカイドウ・1~雄花

 松木日向緑地下の道路脇に咲く「シュウカイドウ(秋海棠)」の雄花。シュウカイドウ科ベゴニア属の多年草。春に咲いていたハナカイドウに似ているのでこの名前だが、ハナカイドウはバラ科の落葉樹で全くの別物。
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タマスダレ

 別所やまざくら公園の「タマスダレ(玉簾)」。ヒガンバナ科タマスダレ属の球根性植物で、別名は「ゼフィランサス」。南米原産で園芸用に明治時代に渡来した。タマスダレというと、 『あ、さてっ、さては、南京タマスダレー。ちょいとひねれば、万国旗に早変わり~。』 というのを思い出すが、この花とどうも結びつかない。どうやら白い花を “玉” として、細い葉が集まっているのを “簾” としたようだ。
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ワレモコウ

 何とか見たいと思っていた「ワレモコウ(吾亦紅・吾木香)」。バラ科と言えば綺麗な花弁を思い浮かべるが、ワレモコウには花弁が無く赤紫色に見えるものは萼片でちっともバラ科らしくない。そんなワレモコウが綺麗なバラを見て 『我もこうありたい』 と言ったとか言わないとか。他にも名前の由来はいろいろあるようだ。
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キクイモ・4~互生

 学術的な区別は専門家にお任せすることにして、とりあえず見た目の区別だけしておこう。この葉の付き方は上部のほうは確かに対生ではないので、「キクイモ(菊芋)」でいいだろう。舌状花が20枚あれば確信できるのだが、数えてみるとせいぜい12~13枚でやや中途半端。何とか舌状花20枚の花を見つけたい。
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