マシン油乳剤

 冬の庭木の作業のマシン油乳剤散布。以前、石灰硫黄合剤でひどい目にあったことがある。

 ここからは素人園芸家の独り言。
『ソメイヨシノのサクラケムシとサザンカのチャドクガだけは何とか防ぎたいなぁ。』
『毛虫には石灰硫黄合剤だろ。でもニオイと後始末が大変だなぁ。』
『マシン油にしてみようか。ニオイは無いよ。』
『でもマシン油はカイガラムシの防除でしょ?』
『カイガラムシって何? 見たこと無いよ。』
『マシン油でも毛虫に効くかもしれないよ。やらないよりは良いんじゃない?』
『でもマシン油ってミシンに注す単なる機械油でしょ? えっ? 違うの?』
『強烈な臭いの石灰硫黄合剤のほうがやっぱり害虫には効きそうだよ。』
『うーん、どうしようか。でもマシン油を衝動買いしちゃったしなぁ。』
『とりあえず、ハナユはマシン油で良いみたいだし、ついでにソメイヨシノとサザンカにも撒いちゃえ!』
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石灰硫黄合剤

 園芸書の薬剤欄には必ず出ているのが、この石灰硫黄合剤。硫黄の名前の通りその臭いは大変なもの。都心の住宅密集地で使おうものなら苦情が殺到し警察沙汰にもなりかねないシロモノ。
 ある冬の日、素人園芸家がこのシロモノを見つけて買ってきた。夏のサクラケムシの恐怖がかなり大きかったのが購入の理由。散布を始めると庭はまさに箱根の大涌谷。そう、あの卵の腐った臭い。近所の苦情を気にしつつ何とか終了したが、さすがに多摩の田舎で、都心と違って苦情なし。
 ところがトラブルが起こったのは1週間後。黒いアルミフェンスに白い点々がついている。『きっと石灰硫黄合剤のしぶきの跡だな。』 と思って、濡れ雑巾で気楽に拭いてみたら、これが取れない。力を入れても洗剤をつけても全くダメ。飛び散ったのはフェンスだけでなく、門柱や雨樋のパイプや雨戸の戸袋と被害甚大。新築の家が大変なことになってしまった。
 夏になってホームセンターを覗いていたら “石灰硫黄合剤の汚れ落とし” なるものを売っている。何のことはない。自分と同じ失敗をする人が世の中にはたくさんいるということ。
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