小山内裏公園の鮎道に咲く「ギンラン(銀蘭)」。ラン科キンラン属の多年草。ブログのコメントでこの道にあることを教えていただいたので、見つけることができた。仲間にササバギンランがあるが、これは背丈は20センチ足らずでもありギンランとしておこう。初めは蕾だと思って開くのを待っていたが、これがどうも開花状態のようで、何とも恥ずかしがり屋の花。
東京薬科大自然観察路雑木林にあった「ヒメハギ(姫萩)」。マメ科のようだが、ヒメハギ科ヒメハギ属で全くの別物。紫色の小さな花なのでハギの名前をつけられたようだが、よく見ると鳥が飛ぶようにも見えてハギとは違う。左右に広がっているのは花弁ではなく萼。花弁は3枚で筒状になっている。
清水入緑地で見つけたセリ科ヤブジラミ属の「オヤブジラミ(雄薮虱)」。同じ仲間のヤブジラミは夏に花をつける。と言っても今頃から咲くこともあるようなので、こちらも探してみよう。オヤブジラミの花は春だけで、花のつき方はまばら。蕾はほんのりピンク掛かり、花弁の縁は少し赤紫色になる。種子がいわゆる “ひっつき虫” で、あまり有り難くないシラミの名前はここから。