シナノキ・1~開花

 首都大学キャンパスで見つけた「シナノキ(科の木・級の木)」。以前上柚木でシナノキのプレートをつけたハンカチノキに遭遇したが、これは確かに図鑑の写真と同じ苞で間違いなくシナノキ。小さな丸い蕾があり、開花してるものは周りに芳香を漂わせている。養蜂家がシナノキの多い山を目指すのも当然。キャンパス北側の下柚木にもシナノキ並木があって今が満開。ここでもいい匂いを漂わせている。またひとつお気に入りの樹が増えて満足。
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散歩道~鑓水公園コース

 ラフェット多摩から長久保交差点を三徳プラザのほうへ向かう。長久保交差点から道路脇には、エゴノキ、シナノキやシャリンバイなどの低木、またコバンソウなどの野草も見つけられる。タイサンボクもここで見つけた。緩やかなアップダウンがあり、スーパーを過ぎるとやがて大きく右に曲がりながら下っていく。
 柚木街道に出る手前で、西に向かい鑓水公園を目指す。公園入口の階段には見事なベニウツギ。その先にはハコネウツギもある。小さな雑木林の公園だが、ウグイスの谷渡りも聞こえてくる。初夏はミズキやヤマボウシがきれいだ。もう一つの階段のほうはキンシバイが咲く。公園を出たところに橋があるが、その欄干にはタヌキの像があっていかにも多摩らしい。周りは開発途上であり、何年か経つと住宅が立ち並ぶはずだ。一画に少しハイソな感じの新築住宅が並んでいる。さらに進むとニセアカシアがあり、道路脇にはベニサラサドウダンがかわいらしい花をつけている。シランの花壇も見えてくる。通る人は少ないが、暗い雰囲気の道ではなく、明るく気持ちがいい。
 このあたりから北西に進路をとれば、江戸時代の建築物として保存されている小泉屋敷や、柚木街道を渡って信玄ゆかりの寺や絹の道につながる。絹の道の資料館から先は未舗装の山道となる。絹の道は樹木が生い茂りさすがに武蔵野の風情。気持ち良く歩いて行くと “絹の道” の石碑にたどり着く。
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ガクアジサイ・1~梅雨

 外はシトシト梅雨が続いているのでアジサイにも登場しておいてもらおう。このあたりでは小さな公園でもきちんとアジサイが手入れされている。本当に雨がよく似合う。昔からのイメージでそう思わせるのかもしれないが、ほかに雨をイメージさせる花が思い浮かばない。普通のアジサイは馴染みがあるが、このあたりに多い「ガクアジサイ(額紫陽花)」もなかなか良いもの。長池小学校付近でパチリ。
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フジ・1~藤棚

 蓮生寺公園の「フジ(藤)」。この公園はうっそうとした雑木林。時々子供たちが探検ごっこをしている程度であまり人は見かけない。この本堂の近くの藤棚も見る人が少ないのではと心配してしまう。
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ネジバナ・1~形

 都心にいたときは、お目にかかったことがなかったが、こちらに住み始めて最初に驚かされたのは、ムカデ。外においてあるバケツの下などに大きなムカデがいる。洗面所に出現したときはさすがに驚いた。家の中で見つけたのはこの一回きりだが、庭では頻繁に遭遇する。道路で轢死しているムカデもいた。防虫剤の定期的な散布は欠かせない。
 何の話かというと、実は「ネジバナ(捩花)」の形が最初はどうも害虫を思いださせるようで、写真を撮る気にならなかった。最近、野草を撮りはじめて、改めてネジバナを観察すると、かわいらしい花ではないか。地べたに這いつくばって何とか接写。よく見るとコバンソウをしたがえていた。
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サンショウ・1~葉

 庭の隅に高さ50センチほどの小さな「サンショウ(山椒)」。この葉の香りが大好き。鯛の潮汁などに入れるとまた格別。ご主人様としては、時々葉っぱが数枚あればいいのだが、サンショウ君は元気良くどんどん伸びる。以前箱根山中で見たサンショウは高さ3メートル。この庭では考えただけで恐ろしい。
 ということで時々剪定をするのだが、棘があっていささか面倒。何回刈り込んでも次から次に葉が茂る。まあ病気になって心配させられるより、これだけ元気に伸びてくれたほうがいい。冬には葉をすっかり落としても春にはきちんと芽を出す。
 蒲焼にもサンショウの実・・。『あれ?そういえば我が家のサンショウには実がないぞ。』 調べてみるとサンショウは雌雄異株で、実がつくのは雌株。『ならばこれは雄か。』 実を採るためには雌雄2株必要だが、この狭い庭にもう1本サンショウを植えなければならないのか。ここが思案のしどころ。

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ホタルブクロ・1~花

 去年の夏に撮った「ホタルブクロ(蛍袋)」の写真データを削除してしまったので、この花の季節を待っていた。昨年見つけたあたりを何回も歩いているが、なかなか見つからない。京王線各駅で見る高尾山観光ポスターには、濃い紫色のホタルブクロ。うーん、ホタルブクロに注目しているのは、自分だけではないのだなと納得。
 ようやく長久保交差点の脇でホタルブクロを見つけて撮ってきたが拡大するとピンボケ。次の週末の再チャレンジは、白い花の接写でやや露出オーバー。この時実は身をかがめて藪の中にデジカメを差し入れてる奇妙な姿を、信号待ちしていた路線バスの乗客に見られていたので、出来栄えを確認せずにそそくさと帰ってきてしまったのだ。悪いことをしているわけではないので、堂々と写せばいいのだが、どうも困った小心者。今度の週末には、再再度撮り直し。
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シャリンバイ・1~葉

 南大沢日向公園のクチナシの隣に「シャリンバイ(車輪梅)」がある。クチナシはその香りで存在感を示すが、この低木はなかなか地味な樹。5月頃に白い花をつけるがあまり目立たない。ただ、枝が放射状に車輪の車軸状に一ヶ所から放射状につくのが特徴的。花もウメに似ていてシャリンバイとはよくつけたもの。気がつかなかったが、花が咲き出すとあちらこちらの植え込みに使われている。調べてみると、乾燥に強く最近は街路樹や路側帯に植えられるようになったとのこと。目立たない樹だと思ってたが、結構活躍している。失礼しました。
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クマシデ・1~犬の尻尾

 アカシデの項でも触れたが、このあたりではシデ類が多く、あちこちで犬の尻尾のようなものをぶら下げている。やはり「クマシデ(熊幣・熊四手)」の写真も載せておこう。ユニークな形というか、なかなかの迫力。
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イボタノキ・1~名前解明

 植物を撮り始めて名前をずいぶん覚えた。街路樹のプレートを見ることがスタートだったが、すべての樹にプレートがついているわけではない。そこで何とかしてその名前を見つけ出す。時にはプレートの付け間違いにも遭遇。首都大学キャンパスにハナミズキのプレートをつけたコブシを発見した。これを見て大半は気づくだろうが、中にはコブシをハナミズキと思い込んでしまう人がいるかもしれない。『ハナミズキの実はグロテスクですね。』 とか。
 園芸店は名前を覚えるのに便利。時々覗いては名前を確認する。『もちろん見るだけでなく時々買います。』 本屋の立ち読みもたまにはある。『もちろん買うこともあります!!』 図鑑の欠点は、大きさがわかりにくいところ。写真が何枚かあるものはわかり易いが、1枚しかないと実際の大きさがわからない。花がそっくりで、『これが探していたものだ!』 と思っていたら、実は花の大きさが全く違っていて、別の花だったこともある。ネットが極めて有効。いろいろな方が情報提供してくれている。わざわざ本を買わなくても素人園芸には十分こと足りる。
 5月に南大沢2丁目で見つけた樹に白い小さな花。今までに見たことのない樹で、さあ困った。名前を解明するまで落ち着かない。週末に写真を撮ろうと思っていたがすっかり忘れてしまった。結局半月後ようやくデジカメを持っていってみたが、花はすでに散り始めて、かろうじて残っていた花を撮ってきた。
 まずは図鑑を1ページ目から見て、それらしい樹の見当をつける。そして今度はネットで再確認。たいていはこれで判明するが、それでも分からなければ本屋で立ち読み・・・・。ようやく「イボタノキ(水蝋の木)」にたどり着いた。
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