ワスレナグサ

 紫色が鮮やかなムラサキ科ワスレナグサ属の「ワスレナグサ(勿忘草)」。よく見るとキウリグサと同じで、先がサソリの尻尾のように丸まっている。花の大きさはこちらのほうがはるかに大きい。英名は「Forget-me-not」で “私を忘れないで”。 これは女性の台詞のようだが、中世ドイツのワスレナグサ伝説によると・・・・  若い騎士がデート中に、川辺のこの花を摘もうとして誤って急流に落ちてしまった。流されながら摘んだ花を少女に投げて、溺れる前に言ったのがこの台詞。花を摘む時は十分気をつけよう。
 この花は東京薬科大自然観察路の池の中洲。岸から1メートルほど離れていて接写が難しい。ところがもう慣れたもので、岸に這いつくばってストラップを腕に巻き、思い切り手を伸ばす。ここで池に落ちても伝説にはならない。
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イヌナズナ

 道端のあちこちで咲いている「イヌナズナ(犬薺)」。ナズナと違って食べられないのでイヌの名を付けられている。食べていないので何とも言えないが、ナズナとそれほど差がないと思うがどうだろう。植物の名前に関して言えば、イヌやキツネに対する偏見はちょっと可哀想。黄色い花は遠目に見ると菜の花のようだが背丈は低い。
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シラー・1~カンパヌラータ

 庭植えの花に詳しくないので、こんな綺麗な花を見つけても名前が全くわからない。これはどうやら「シラー」の種類らしい。いろいろ調べていると「カンパヌラータ」という名前に辿り着いたが、シラーの中でも人気の種類のようだ。これは南大沢5丁目のマンション前に植えられていたもの。ユリ科ツルボ属の多年草。
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ニガナ

 キク科の「ニガナ(苦菜)」。食べると苦いようだが試したことは無い。舌状花が5枚のものをニガナと覚えていたが、もっと多いものもあり、10枚前後のものはハナニガナとして区別しているようだ。今まですべて “タンポポ” で片付けていた黄色い花だが、調べ出すと次々に名前が出てくる。
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ウマノアシガタ

 魅力的な花が多いキンポウゲ科。その「キンポウゲ(金鳳花)」の呼び名を別名に持つ「ウマノアシガタ(馬の脚形)」。別名をどちらにするかはややこしいが、以前はウマノアシガタの中の重弁花をキンポウゲと呼んでいたようだ。重弁花と言うのは、花弁がただ重なっているものだと思ったら、雄しべなどが花弁に変化した八重咲きのことらしい。
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オオアマナ

 鑓水で、宅地開発中の藪にあったアマナのような花。柵があって近づけない。帰って調べてみるとアマナには花弁の裏に茶色い線があるがこれはしっかり緑色。手持ちの図鑑ではわからず、ネットをウロウロしていてようやく見つけた名前が、ユリ科オオアマナ属の「オオアマナ(大甘菜)」。明治末期に渡来して栽培されていたが、その後野生化したらしい。アマナと違って繁殖力が旺盛のようだ。これと同じ花を首都大学の柵の向こう側で見つけたが、そこは竹林でこの頃頻繁にタケノコ泥棒が出没するところ。間違えても柵を乗り越えてはいけない。 “李下に冠を正さず” 。 
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