サイハイラン

 小山内裏公園の薄暗い林の中に咲いていた「サイハイラン(采配蘭)」。ラン科サイハイラン属の多年草。花茎についた花の姿が、その昔、いくさで大将が指揮をする時に振るった采配に似ていることが名前の由来。葉は地面近くに一枚きりで、冬でも緑のまま残っている。
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ノビル・2~花

 大田川沿いの遊歩道でみつけた「ノビル(野蒜)」。ユリ科ネギ属の多年草。さっと茹でて酢味噌和えにすると美味しいが、これは橋の脇のまさにワン君のマーキングの場所で食卓に乗せるわけにもいかない。上部の白い蕾をニ週間待ってようやく開花。一度は蕾のまま記事にしていたが、せっかくだから写真を差し替え。ノビルはムカゴが形成され、これによっても拡散される。
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ギンリョウソウ・1~初お目見え

 是非見たいと思っていたイチヤクソウ科の「ギンリョウソウ(銀竜草)」。ここはいつも歩いている公園だが、ブログ読者の方からご親切に場所をお知らせいただいて、早速写真を撮ってきたもの。念願が叶って大喜び。ギンリョウソウは腐植土などに生える腐生植物で葉緑素を持っていない。タツノオトシゴのような白馬のような顔つきが何とも可愛らしい。
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クサイ

 道端で見られる「クサイ(草藺)」。イグサ科イグサ属の多年草で、決して “臭い” わけではなく、草のような藺草(イグサ)の意味。花は小さく5ミリにも満たないが、形は非常に美しい。数本の苞葉があるが、一番下の苞葉が花序よりも長くなる。これは小山内裏公園の道端のもの。
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ネズミホソムギ

 ネズミと犬を間違える人はいないが、これがイネ科となると区別が難しい。これも道端で大繁殖しているので見過ごすわけにはいかず、一応「ネズミホソムギ(鼠細麦)」または「ホソネズミムギ(細鼠麦)」としておこう。ネズミムギの小花には “芒(のぎ)” があるのが特徴だが、このネズミホソムギは、芒の長いものや短いものがあり、写真では何とか短い芒が確認できる。また同じドクムギ属のホソムギには芒がほとんど無い。近年、雑種が増えているようでこの同定は全く自信が無い。
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イヌムギ

 道端の雑草にはあまり深入りしたくないが、撮ってしまったので名前を見つけなくてはならない。イネ科にはずいぶん悩まされるが、これは一応「イヌムギ(犬麦)」としておこう。穂の間から葯が飛び出し、穂の先には “芒(のぎ)” が確認できる。南米原産で牧草として渡来したが、今では野生化して雑草の代表格。
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センダン・6~開花

 長池公園南口付近にある「センダン(栴檀)」。初夏の日差しを浴びてとても気持ち良さそう。花には5枚の花弁と中央に花糸が合着して筒状になった雄蕊が見える。センダン科センダン属の落葉高木。
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ヤマボウシ・12~満開

 純白の総苞が鮮やかな「ヤマボウシ(山法師)」。この姿は、街路樹や庭木で人気のハナミズキに決して引けをとらない。手裏剣のような鋭い苞の先は、凛とした芯の強さを感じさせて見ていて気持ちが良い。果実も、ハナミズキのほうは野鳥しか食べないが、ヤマボウシのほうは、生食でも良いしジャムにも利用できる。去年、この界隈のヤマボウシの実は不作だったが、今年は花も多く期待できそう。
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シラカシ・3~花

 ブナ科シラカシ属の「シラカシ(白樫)」の雄花序。樹皮は灰黒色で決して白くないが、材がアカガシよりも白いのでこの名前がある。その材は固くて質が良いので、器具や建築材に利用されている。我が家にも隣家との境に一本植えているが、いつもザクザクと剪定しているので、花が咲く暇が無い。
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イイギリ・7~雄花

 先日雌花を見つけたが、この樹は実がたくさんできるのできっと近くに雄花もあるはず。そう思って蓮生寺公園の雑木林を探索すると、予想通り雌花から12~13メートル離れたところにあった「イイギリ(飯桐)」の雄花。こんな雑木林の中でよくぞ見つけたものだと自分を誉めたいところだが、大きい葉を目当てに探してみると意外と簡単に見つかった。イイギリは、昔その大きな葉でご飯を包んだのでこの名前がついている。イイギリ科イイギリ属の落葉高木。 
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