キンモクセイ・1~芳香

 どこからともなく漂ってくる芳香。「キンモクセイ(金木犀)」の季節だ。庭に植えるところも無いのに去年苗木を衝動買いして、鉢のままでは煩わしいので裏の狭いスペースに無理やり植えてしまった。ここならまんざら陽が当たらないわけでもない。何しろトイレの小窓をあけると芳香が漂ってくるなんて、『最高のアイデアだ!!』 園芸書を頼りに、“三つ葉透かし” なる剪定ワザも覚えて大事に育てていたら、期待通り花をつけた。さて、『匂いは?』 と鼻を近づけるとまさしくあの芳香。ただ残念ながら、まだ小さいから期待するほどのエネルギーがなくトイレの小窓から家の中には届いてこない。しかたなくトイレには市販の芳香剤。
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ゴンズイ・1~赤い実

 エゴノキの名前が判明した直後、またまた小山内裏公園で変わった樹を発見。初めは花かと思ったが、真っ赤な果肉が3つに割れ中には黒い種。早速、お馴染みとなった公園のホームページ質問コーナーにメールしたり、図鑑などで調査開始。今回は早く「ゴンズイ(権萃)」に辿り着いた。魚の名前が由来で意味は “役に立たない” とあるが、綺麗な実にしてはいささか可哀想な名前。庭木としても観賞に値すると思うが、臭気が敬遠されるらしい。そんなに変な臭いは無かったと思うんだが。
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コウライシバ・1~芝張り

 南大沢に住み始めた3年半前、ガーデニングの初作業は芝張り。植物はあまりごちゃごちゃとは植えずに、シンボルツリーと西洋芝だけですっきりした庭を目指した。種蒔きしたらすぐに発芽して、あっという間に庭は緑。芝刈り機も電動と手動の2種類そろえ、初夏には記念すべき第1回目の芝刈り。その後は2週間に1度のペースで芝を刈り、そして毎週のように雑草抜き。時にはエアレーションと、我ながら感心する手の入れよう。夏の炎天下も苦にせず黙々と芝を刈る姿は、他人から見れば奇異に見える光景。しかし無心に芝を刈ることは、ストレス解消には持ってこいなのだ。これはやってみなければわからない。
 ところが西洋芝はうわさどおり手入れが難しい。ゴルフ場のベントグリーンのように一年中フカフカの芝を夢見ていたが、現実は病気とその回復の繰り返し。西洋芝には日本の夏はかなり厳しいようだ。特にこの街は、東京といってもやや内陸で、真夏の気温は都心より2~3℃高い。水遣りを毎日してもあちこちが禿げてくる。真夏だけではない。スプリングラッシュという西洋芝が一番美しい5月も、気を抜くとすぐに白いカビが芝を襲う。結局、西洋芝を剥がして「コウライシバ(高麗芝)」に張り替えることになった。
 4年目の夏は、芝の病気に悩まされることも無く思惑通り。芝刈りの回数も少ないし、水遣りの手間もはるかに少ない。コウライシバもなかなか良い。
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コムラサキ・1~鑓水

 春先に蓮生寺公園でムラサキシブのプレートを見つけたが周りは枯れ枝だけで、どれだかわからない。説明には、“6月頃に花が咲き秋には赤い実がなる” とあったが、6月にはすっかり忘れてしまっていた。ムラサキシキブを思い出させてくれたのは、秋の鑓水緑地。道端の藪の中にたくさんの紫色の小さな実。隣には白い実もある。すぐにこれがムラサキシキブだと結びつかなかったが、図鑑で名前をようやく確認。知ってみるとあちこちで見かける。これは低木の「コムラサキ(小紫)」のようだ。
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キクイモ・1~名前

 小山内裏公園の藪の中で見つけた黄色く目立つ花。公園のホームページ質問コーナーで問い合わせると、所長からいただいた回答が「キクイモ(菊芋)」。
 地上からは見えないが地下茎が肥大して塊茎になり、果糖製造の原料になるとのこと。他の植物を圧倒してしまうそうで、何年かするとこの藪はキクイモ一色になってしまうのだろうか。塊茎に含まれる糖質成分のイヌリンは身体に良く、キクイモの健康食品もあるようだから、かなりポピュラーなのだろう。店で見つけたら一度試してみよう。
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エゴノキ・1~名前

 ウォーキングをしながら、今まで知らなかった植物の名前を知るようになった。小山内裏公園もお気に入りのコースで、植物ウォッチングを楽しんでいる。
 ここで見つけた白い実をたくさんぶら下げた樹。ネームプレートがないので、図鑑で調べるがそれらしい樹がわからない。公園ホームページの質問コーナーに問い合わせると、早速所長から、 『クヌギなどのドングリの一種ではないでしょうか。』 との回答。これはどう見てもドングリではない。こちらの表現力が足りなかったようだ。2~3週間後、赤石公園付近の遊歩道でふと見上げるとあの同じ実で、幹には「エゴノキ」のプレート。初めて植物の名前解明の快感を味わった。
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初めまして

 長い間の社宅住まいでガーデニングとは全く無縁でした。ようやく郊外に小さい家を持ち、花や樹の名前も全く知らないのに見よう見まねでガーデニングを開始。休日の庭いじりが一応さまになってきました。
 それはさておき、以前は人間ドックの数値を気にすることもありませんでしたが、ぼちぼち身体にガタがき始め、その数値に一喜一憂する今日この頃です。そこで一念発起、勧められるがままに休日ウォーキングを始めてみました。飽きやすい性格で、すぐに続かなくなるだろうと思っていたら、この街の豊かな自然に魅せられてデジカメ片手に何とか続いています。ところが撮った植物の名前がわかりません。知っているのはチューリップやサクラだけ。とにかく 『名前を知りたい!!』 という一念で日々図鑑とのにらめっこ。知らない植物を見つけると、名前が分かるまで落ち着かず、夜も寝られないという末期症状になってしまいました。これをフォースの “ダークサイド(暗黒面)の誘惑” (映画「スターウォーズ」より)ならぬ、 “ボタニカルサイド(植物面)の誘惑” と名づけることにしましたが、この誘惑パワーは非常に強く、いったん足を踏み入れると決して抜けられません。
 まあ冗談はさておき、ウォーキングをしながら植物を撮り気ままなことを書いてみることにしました。ブログ初心者ゆえ、見てくれが悪いのはご勘弁下さい。コメント、トラックバックなどお気軽にどうぞ。
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