待ちに待った金平糖のような蕾。これはツツジ科カルミア属の「カルミア」で、小山内裏公園で見つけたもの。別の場所のカルミアに目を付けて長いこと待っていたが、そちらはもっと小さい金平糖。こちらの蕾は種類が違うのか、体積は4~5倍は大きい。花よりも蕾のほうを待っていたと言うと花に怒られそうだが、カルミアの花もまたパラソルのようでとても可愛い。来週はいよいよその花も見られそうだ。
「ホオノキ(朴ノ木)」のことを知ったのは、飛騨高山の “朴葉(ほおば)味噌”。 朴葉の上で焼く味噌と飛騨牛。あれは美味かった。この界隈にはホオノキが多いので、その大きな葉はすぐに手に入るが、飛騨牛のお肉はなかなか落ちていない。
さてホオノキは高木なので花を間近で見られなかったが、首都大学のこの樹は、デッキの歩道から花を近くで見ることができた。それでもこれ以上は近づけずその芳香が確かめられない。
下柚木の道路脇に咲くバラ科「トキワサンザシ(常盤山査子)」。秋に赤い実をたわわに稔らせる。同じトキワサンザシ属のタチバナモドキやヒマラヤトキワサンザシと合わせてピラカンサと呼ぶが、トキワサンザシの葉には細かい鋸歯があり無毛。一方タチバナモドキの葉には鋸歯が無く裏面には綿毛があるようだ。今度はタチバナモドキ探しだ。
アブラナ科オランダガラシ属の「オランダガラシ(和蘭芥子)」。別名は「ミズガラシ」だが「クレソン」といったほうが良さそうだ。ヨーロッパ原産の常緑多年草。これは東京薬科大自然観察路のクレソンなので、ワン君の粗相は無さそうだが、写真に夢中になって味を確かめるのを忘れてしまった。