トウダイグサ・1~再会

 「トウダイグサ(灯台草)」は1年前に初めて見たお気に入りの野草。去年、その写真データを誤って消去してしまったので、1年振りの再会で一安心。と言うのも、去年見つけた空き地には家が建ってしまって、他の場所で見つけられるかどうか心配していた。この大田川沿いのトウダイグサで、一応消去データのリカバリーが終わって 『やれやれ。』 
 トウダイグサの花はお皿が何枚も重なったような形で “杯状花序” と言う。これはまだ黄色い小さな花がよく見えない。規則的に伸びていくようなのでもう少し観察してみよう。名前の由来は、岬の灯台ではなく皿に菜種油を入れて明かりにする灯明台。時代劇のセットでよく見るあれ。茎を切って出る白い汁は有毒。殺虫剤にもなるという。
 ところで “灯台” と “燈台” の違いをついでに調べてみたら、灯・燈はもともと別の字だったが、俗に誤って混用したので、常用漢字では字体を燈から灯に改め、燈は旧字体となったそうだ。植物記からちょっと脱線。
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ヒカゲツツジ

 ツツジの色と言えばピンクやオレンジ系だと思っていたが、この「ヒカゲツツジ(日陰躑躅)」は綺麗なクリーム色。別所1丁目の戸建て住宅の庭には花が多く、歩道にも花がきちんと植えられている。歩道の花を撮っているつもりが、そのまま繋がっている人様の家の花壇を無断で撮ってしまうことになりかねない。このヒカゲツツジはどうも住宅間の共用スペースのようで、勝手に撮らせてもらった。
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コブシ・5~開花

 南大沢5丁目の「コブシ(辛夷)」。このすぐ近くは例のハクモクレン横丁。ハクモクレンとコブシの違いは花の形でわかるようになったが、花のすぐ下の葉の有無も見分ける方法らしい。なるほど写真の花の下に緑色の葉っぱが見える。これがコブシの特徴でハクモクレンにはここに葉が無いそうだ。
 ところでハクモクレン横丁の先をチョチョイと曲がって今度は、“ハナノキ横丁” を発見。道路脇で初めはハナノキ一本だけだと思ったら、何と数本並んでいる。もう立派な横丁だ。花が高くて小さくて横丁全景を撮ると枯れ木にしか写らない。ここは見るだけ。
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スミレ・4~横断歩道

 片側2車線の広いニュータウン通り。松木中下の交差点を渡っていて中央分離帯のアスファルトの隙間で「スミレ(菫)」を発見。青信号が点滅し始めたのであわてて渡ったが、もう一度青を待って逆戻り。花は濃紫色で葉は披針形。これは「ヒメスミレ」でどうだろう。名前は優しいがなかなかたくましい。
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カツラ・6~開花

 大平公園の「カツラ(桂)」の花。公園の広場の大木で葉をすべて落としているが、下を通りかかると何やら赤いものが目についた。手を伸ばしてようやく撮ったが、これはどうやら雄花のようだ。そうなると気になるのが雌花。ところがカツラは高木が多くて、デジカメで撮れるような低いところに都合良く咲いてくれるかどうか。脚立を抱えてウォーキングするわけにもいかない。
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アオキ・5~開花

 蕾の状態が長い間続いていたが、ようやくひとつ咲いた小山内裏公園の「アオキ(青木)」。この可愛らしい花は見たことがなかったのでちょっと感激。雄蘂があるのでこれは雄花のようだ。雌花より色が鮮やからしいが、まだ雌花が開かない。
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モミジイチゴ・2~満開

 偶然だが、今日は “実もの” 3連発。先日、小山内裏公園で見つけて名前を覚えたが、今度は首都大学の「モミジイチゴ(紅葉苺)」。近くのヤブザクラに対抗して下向きの花をたくさんつけていた。これも初夏に黄色い実が熟すので、マップにつけておかなければいけない。 と言っても、まだマップは未着手。
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ベニスモモ・2~開花

 秋に濃い赤紫色に紅葉していた「ベニスモモ(紅李)」。蓮生寺公園のこの樹はかなりの大木。広場の奥で回りに邪魔するものがいないので思う存分枝を伸ばしている。これも夏に実をつけるらしい。もちろん食用も可能。 本当に “樹の実マップ” が必要だぞ。
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ユスラウメ・1~名前

 花びらの根元が細くて頼りない感じの「ユスラウメ(山桜桃)」。これは浄瑠璃緑地の樹。漢字はこれでユスラウメと読むそうだ。別名は「ユスラ」。枝を揺すって実を落とすとか、風に揺れやすいとかいうのが名前の由来らしいが、定かではない。
 6月頃に柄のないサクランボのような実ができるらしい。もちろん生食できて甘酸っぱいとのことなので楽しみがまたひとつ。ところが樹の実のある場所があちこちあるものだから、すべて覚えられず端から忘れている。去年も逃したのがいくつかあった。この際、 “樹の実マップ” でも作って出かける時には持ち歩かなければいけない。
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スイセン

 この時期にあちこちの花壇で見かける「スイセン(水仙)」。ヒガンバナ科の多年草。他人の花壇を撮るのも気が引けるので、載せるタイミングがなかったが、別所やまざくら公園の斜面にたくさん咲いていたのでここで登場。ギリシア神話で、美少年ナルシッサスが水面に映る自分の姿に見とれ、そのまま花になってしまったのが水仙だということ。そこで、英名は “narsissus” 。 つまりナルシストは、これから来ている。自分が美しいと思っているだけで、他人が “推薦” しているわけではない。
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