イボタノキ・3~開花

 南大沢2丁目の「イボタノキ(疣取木・水蝋の木)」。モクセイ科イボタノキ属で、樹皮に寄生するイボタロウムシが分泌する蝋が、蝋燭や艶出しに使われる。勘違いしそうだが、この樹から蝋が採れるわけではない。花冠は筒状漏斗形で先は4裂している。同時期に咲くヤマボウシに比べれば地味な花だが、それでも樹いっぱいに花を付けていた。
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ザクロ

 東京薬科大の「ザクロ(石榴・柘榴)」が咲き始めた。ザクロと言えば、時代小説に出てくる湯屋の表現で、洗い場から湯船への出入り口のことを “石榴口” と言う。湯の冷めるのを防ぐために、洗い場と湯ぶねとの間に、下部を開けて板を張り、身体をかがめて出入りするようにしたものだが、なぜザクロに繋がるのかよくわからなかった。これはどうやら鏡磨きにザクロの酢が必要とされたところや、 “屈み入る” を “鏡鋳る(鏡を磨く)” と掛けたことから、出来た名前のようだ。
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