カナメモチ・1~開花

 あちこちの生垣の「カナメモチ(要黐)」の花に気がつくことがなかったので、道端のカナメモチにフサフサの花が咲いていたのにいささか驚いた。ここの樹は上柚木の区画整理地内の道路脇の斜面。細かい花になかなかピントが合わなかったが、とりあえず一枚。
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カツラ・1~並木

 「カツラ(桂)」の名は知っていても恥ずかしながら、実物を見て、『これがカツラだ。』 とは言えなかった。秋に南大沢5丁目を散歩している途中できれいな黄葉の樹がある。スタイルが良いし葉の形もハート形で愛らしい。同じ樹を上柚木公園でも見つけた。この時点でまだ名前は分かっていない。
 南大沢を紹介するあるホームページで、柏木小学校付近のカツラ並木を知った。地元なのに全く知らなかったのはチト情けない。すぐ見に行ったが既に葉をすべて落としてよくわからない。春になって改めて見に行くと、なるほどその若葉はとても良い感じ。『なんだ、このハート型はあの樹ではないか。』 と、ここでようやく気づいた。ハート形の葉を見ながら通ると気持ちが和む。
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ヤマボウシ・1~十字

 「ヤマボウシ(山法師)」の花(総苞片)のつき方はハナミズキと似ている。このあたりの雑木林にヤマボウシは多い。ハナミズキの季節が終わるのを待っていたかのように、あちこちでその存在を主張し始める。そしてハナミズキよりも花期が長い。この街にこれほどヤマボウシがあったのを5年目にして初めて気づいた。白い十字模様が樹いっぱいについている様は圧巻。映画 “千と千尋の神隠し” で、白い十字のかけらが襲いかかってくるシーンがあるが、このヤマボウシの十字を見ていると映画のシーンを思い出す。
 ミズキ属の樹は、花が目の高さにあっても上向きのため撮りにくい。さらに高いところにあるのはどうしようもない。何とかうまく撮ろうと苦労するのだが、その姿はあまり見られたものではない。小山内裏公園でようやく低いところにある花を見つけた。
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エゴノキ・2~開花

 秋に「エゴノキ(斉燉果)」の実を知ってから、初夏の花が待ち遠しかった。4月下旬には蕾ができはじめて期待は膨らんだが、その蕾をぶら下げた樹があちこちにある。今までは気がつかなかったが、これほどこの界隈に多かったとは驚き。
 京王堀之内駅前で白っぽい花をつけた街路樹に引き寄せられると、これが何と満開のエゴノキ。小さなつり花をたくさんつけて、 “雑木林の女王” と言われるだけあって、何とも上品な咲き方。期待通りの美しさだ。
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ベニサラサドウダン・1~花

 秋になると道路脇のドウダンツツジが真っ赤に紅葉して思わず見とれてしまう。この低木の見頃は秋の頃だなと勝手に思っていたが、何の何の見頃は初夏にもあった。4月下旬から5月いっぱいはあちこちでツツジが満開になる。ツツジが初夏だというのはさすがに知っていたが、思えばドウダンツツジもツツジと名前をつけているからには、初夏に花が咲くのは当然。ではあるが、こんなに可憐な花を咲かせるとは思ってもいなかった。スズランのような白い花をたくさんぶら下げて、遠慮がちに主張しているところはなんとも可愛い花。
 鑓水の道端で色の濃い紅色の低木を見つけた。これは「ベニサラサドウダン(紅更紗満天星)」でこの花も小さくて可愛らしい。ドウダンツツジの白い花とは、また違う良さがある。
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ニセアカシア・1~開花

 西田佐知子の 『♪♪アカシアの雨にうたれて このまま死んでしまいたい~』 という歌謡曲が流行ったのは昭和35年。北原白秋の 『♪♪この道はいつか来た道 ああそうだよ アカシアの花が咲いてる~』 というのもあった。このアカシアは、実は「ニセアカシア」で別名「ハリエンジュ(針槐)」。ではニセがつかないアカシアはというと、フサアカシアやミモザと呼ばれるらしい。
 首都大学の雑木林で高木が白い花をたくさんつけたまま倒れていた。あたりに漂う良い香り。倒れたまま生きているのか、花が咲いてから倒れたのかは定かではないが可哀想な姿。その時は樹の名前もわからず花と特徴的な丸い葉の写真を撮っておいた。別の日鑓水付近で、柵に囲まれた開発用地の中ほどで、あの倒木と同じと思われる樹を発見。しかし柵があって近づけない。あきらめて歩き出すと、少し先でまた同じ樹があり今度はすぐ手が届く。開発途上の地区でほかにも同じ樹が数本ある。たぶん開発されると切られる運命か? 図鑑で探すとこれがあのニセアカシア。マメ科の植物といわれてみれば葉の形はマメ科の草とそっくり。大木にしてはとても可愛らしい葉。

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エニシダ・1~花

 小山内裏公園から鑓水緑道に向かったところで、鮮やかに咲き誇る「エニシダ(金雀枝)」。この道は、公園から外れて人通りが少ないので、エニシダを見る人も少ないが、藪のなかで精一杯咲いている。黄色と赤の後ろに赤紫色のエニシダがある。
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シラン・1~首都大学

 首都大学遊歩道脇に紫色のきれいな花。色はアヤメのようだがずいぶん小振り。初めて見る花だったので図鑑で調べてみると、これは「シラン(紫蘭)」。一旦名前を覚えると今まで気がつかなかったところで見つけるもの。近所の家で見つけたと思ったら “趣味の園芸” テキストにもしっかり載っていた。
 そうなると園芸店で見つけて衝動買いは当然の成り行き。ところがすでに花茎を切り取ってあったことに気づかず、今年はもう花が望めない。別の園芸店で見ると可愛い蕾がついている。衝動買いはこれだからいけない。
 首都大学のシランは今が満開。昨年よりも増えた気がする。少し離れたところに同じ形の白い花を見つけた。シランは紫蘭であり白ければハクラン(白蘭)でないかと思っていたら、園芸店に “白花シラン” として売られていた。『“白い紫” とはこれ如何に?』
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ヘラオオバコ・1~野草観察

 植物観察の分野は、花や樹だけではなく、野草も面白い。コバンソウを見つけてから、改めて色々な草を観察するようになった。いつも見かける野草や雑草もその名前がわかると親しみが増す。名前がすぐ分かるのは、チカラシバ、ムラサキツユクサ、アザミ、タンポポなどポピュラーなものばかり。図鑑を見ていると、この付近で見かけたものがずいぶんある。しばらくは野草観察を楽しんでみよう。
 写真は「ヘラオオバコ(箆大葉子)」。穂先が賑やかでまるで線香花火をさかさまにしたようだ。ヒメオドリコソウは、道端の小さなツリー。スイバやギシギシも子供の頃によく見かけたもの。紫色の花をアザミだと思って写真を撮れば、実はアカツメグサという勘違い。大田川沿いの小道には、黄色いカタバミとピンク色のムササキカタバミが咲いている。地を這うように群生しているトウダイグサも面白い。
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タニウツギ・1~初夏

 小山内裏公園のピンク色の見事な「タニウツギ(谷空木)」。ベニウツギには悪いが、その過激な紅色よりは、さわやかなピンク色が初夏に似合っている。大田川沿いでもタニウツギを発見。首都大学遊歩道では、ハコネウツギとタニウツギは見つけたがベニウツギはなかった。ユキノシタ科のセイヨウバイカウツギと思った白い花はノイバラだったようだ。
 わずか半月の間に、ウツギ(卯の花)、タニウツギ、ハコネウツギ(近種のニシキウツギかも)、ベニウツギと4種類のウツギを確認。自慢するような話ではないが、マイボタニカルライフでは、充実の半月。これらの花の名前をスラスラとあげたが、一つ一つたどり着くのに相当な手間と時間がかかったのは言うまでもない。うーん、それにしても卯の花が匂わなかったのは何といっても残念。
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