散歩道の昆虫~ベニシジミ

 別に昆虫記を綴っているつもりはないのだが、蝶やトンボを見ると指が勝手にシャッターを押してしまう。これはヒメジョオンに止まる「ベニシジミ」。蝶の写真も増えてきたのでこのくらいにしておきたいのだが。
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アオハダ・2~幹

 『いやあ、アオハダ君には悪いことをしたがやっぱりアオハダは青かった。』
 先日「アオハダ(青膚)」の写真を撮った時には樹の名前を知らず、後から名前の意味を知って、どうしても自分で試してみたかった。ところが肝心の樹がどこにあったか見失ってしまってずっと探していた。見つけてみると富士見台公園のサワフタギの近く。早速ポケットからコインを取り出し、嫌がるアオハダ君の幹を少し削って見ると、大木にしては種皮は柔らかく、中から葉緑素の緑色。アオハダの名を証明してくれた。(後日、ご協力いただいたアオハダ君のお見舞いに伺ったら、傷あとはすっかり無くなって元気なご様子でした。)
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ガマズミ・1~紅白

 鑓水で見つけた「ガマズミ(莢迷・鎌酸実)」は赤い実と一緒に白い花。紅白でこれは目出度い。夏のミズヒキから始まって、アカマンマとシロマンマに次ぐ、縁起物第3弾。昨日友人のご子息が大学院進学の最終面接試験に合格したとの知らせがあり、これを持っていってあげたいところだが、まあこんなので喜ぶのは自分くらい。やっぱりお祝いは紅白ワインでしょう。
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イタドリ・2~薄紅色

 あちこち勢力を伸ばしているので見飽きていたが、上柚木公園でピンクの「イタドリ(虎杖)」を見つけて大喜び。ベニイタドリ(紅虎杖)という高山性の花があるが、ここは山奥ではない。図鑑のベニイタドリは鮮やかな赤で、中間的な色もあるとの記述。これはその中間的なものだろう。
 ところでイタドリは “虎杖” と書くが、“枕草子” の中で、『虎は杖なんて要らないでしょ。』 と言われているらしい。久し振りに枕草子を読み直してみよう。
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ホオノキ・1~実

 南大沢4丁目の溜池公園にあった「ホオノキ(朴の木)」の果実。高いところにはたくさんあるのだが、何とか背を伸ばして撮れそうな果実はこれだけ。足元は藪の中。毎度のことだが、デジカメを構える姿はあまり見られたものではない。
 コブシの実のように、実がはじけて中から赤い種子が顔を出しているのもある。果実の大きさや真っ赤な色合いで、何となく熱帯地方の植物を連想してしまう。
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サワフタギ・2~青い実

 どうもこの「サワフタギ(沢蓋)」とは相性が悪い。いつもながら良いアングルが見当たらない。そこそこの大きさの樹なのだが、青く色づいた実は見る限り3個しかない。またまた前回同様つま先立ちして、片手で枝を引っ張って青い実の接写を試みたのだが、結果はピンボケ。おまけに自分の指先が画面の下にかすかに写ってしまった。せっかくだがら苦労したという証拠で写真の修正はしないでおこう。『こうなったら次は脚立を担いで・・』 とつくづく思ってしまう。
 ところでサワフタギは沢をふさぐ蓋のように茂ることから付けられ、また別名の「ルリミノウシコロシ(瑠璃実の牛殺し)」は、 “この青い実と材を牛の鼻輪に使ったことによる” とある。実の色は魅力的だが、ちと刺激的な名前。
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セイタカアワダチソウ・1~開花

 公園や道路の雑草対策が奏功しているのか、最近は「セイタカアワダチソウ(背高泡立草)」の大繁殖というのをあまり見かけなくなった気がする。まだこの花の季節ではなくこれからが最盛期かもしれない。首都大学遊歩道で、セイタカアワダチソウらしくなくひっそりと咲いていた。花粉症の原因とされていたが、この花は虫媒花で花粉は飛ばないらしい。とんだ濡れ衣。(後日談:やっぱりセイタカアワダチソウは侮れない。10月後半からは、どこへ行ってもこの花だらけでした。)
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ウド・1~山菜

 「ウド(独活)」の花は特徴のある形ですぐに分かるが、じっくりと観察したのは初めて。首都大学で見つけたこのウドはまだ大木とはいえず成長はこれから。
 旨い薹(トウ)→ウトウ→ウド の通り、山菜の代表格。採取には季節はずれだし、そもそも周りを見てもこの小さな一本しか見当たらないので、引き抜くわけにいかない。最近は乱獲で少なくなっているらしい。『必要な分だけ採ってあとは残しておけば良いのに・・』 と思うが、いざ目の前に美味そうな山菜があると、一族郎党、友人の分まで採ってしまうかも知れない。まあ、バランス感覚を大切にしたいもの。と言うことでこのウドは、来年の若芽を少し頂くことにしよう。
 ところで春先に鑓水緑地の藪の中で70~80センチのタラノキを見つけ、『来年の若芽を天ぷらに・・』 などと一人ほくそ笑んでいたら、夏には藪の中にすっかり埋もれて、ついに先日雑草と一緒に根こそぎ刈りとられていた。“取らぬタヌキの皮算用” ならぬ、“取らぬタラノキの新芽算用”。
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ダンドボロギク

 すぐには覚えられないような名前の「ダンドボロギク(段戸襤褸菊)」。図鑑で調べてみると愛知県の段戸山で発見されたことに因む和名で、北アメリカ原産の帰化植物とある。首都大学の駐車場脇でアカマンマやシロマンマと並んでいた。アレチノギクのつもりで写真を撮ったのだが、葉の形が違っていた。今までは花の部分だけを接写していたが、思い込みによる間違いが多く、最近は家に帰って図鑑で確認するために念のため葉の写真や周りの様子も撮っている。今日はこのお陰でダンドボロギクなどというとても思いもつかない名前を見つけることができた。 “段戸” を取った “ボロギク” は、サワギク(沢菊)の別名。ならばわざわざ別名のほうに “段戸” をつけずに “ダンドサワギク” としてあげたほうがいいと思うのだが。ちなみに “ボロ” は花後の綿毛が襤褸のように見えるから。
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ミズキ・2~カラフル

 この間見つけた「ミズキ(水木)」の実はすべて黒だったが、今日見つけた実はノブドウほどではないが少々カラフル。ところで、いろいろ調べているとミズキにはクマノミズキもあるとのこと。そうなると今までミズキと思い込んでいたものが、本当はクマノミズキではないかという疑問が沸いてきた。葉の互生と対生が見分け方とのことで、あちこちのミズキを見比べてみると確かに2種類ある。そういう目で見直すと実をつけている枝先の色も赤っぽいのとそうでないのがあってこちらも気に掛かる。まあじっくり調べよう。
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