イヌゴマ・3~花

 小山内裏公園の道端で見つけた「イヌゴマ(犬胡麻)」。シソ科イヌゴマ属の多年草。名前に犬がつくのはもうお馴染みの “役立たず” の意味。 種子が胡麻に似ているが食用にはならない。草の姿が、根を食用にするチョロギ(丁呂木・長老喜)に似ているが、やはりこの根も役に立たないので、別名は「チョロギダマシ」。昔の人は、犬を侮辱する表現を多用していたが、今なら動物愛護団体からクレームがきそう。
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コマツナギ・3~道端

 小山内裏公園の「コマツナギ(駒繋ぎ)」。背丈20センチほどの落葉小低木。茎が丈夫で馬を繋いでおくことができるらしいが、試しに茎を引っ張ってみると簡単に切れてしまって、子犬を繋いでおくのも無理。背丈が1メートルにでもなれば、その名の通りになるのだろうが、毎年定期的に刈られてしまうので、この名前は荷が重い。
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カワラケツメイ・2~復活

 上柚木地区の道端に咲いていた「カワラケツメイ(河原決明)」。マメ科カワラケツメイ属の多年草で花径は7~8ミリ。名前の由来は、決明子(エビスグサ)に似た薬効があることから。去年、この遊歩道脇の斜面を、近所のマンションの人達が、土曜日の朝に一斉に草刈りをして、このカワラケツメイもすっかり姿を消していたが、今年も元気に復活。草刈りをした人達には申し訳ないが、内心 『良かった、良かった。』
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エビスグサ・3~開花

 東京薬科大に咲いている「エビスグサ(恵比寿草・夷草)」。マメ科カワラケツメイ属の一年草。別名は「ケツメイシ(決明子)」で、この種子が漢方の便秘薬や視力回復の生薬。花の中にサヤの元が見えるが、右下の花には、既に長いサヤができている。去年も紹介したが、ヒップホップグループ “ケツメイシ” は、男性4名うち、2名はここ東京薬科大の出身者。息子やカミサンは聴くこともあるようだが、オジサンには、顔が全くわからない。
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ベニバナサワギキョウ

 蓮生寺公園のヘビが出そうな水辺で見つけた「ベニバナサワギキョウ(紅花沢桔梗)」。一株だけかと思ったらあたりに何株か咲いている。青いサワギキョウは日本原産だが、これは北米原産で、「宿根ロベリア」の名前で流通している。近所の人がここに植えたのかも知れない。
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ニラ・4~花

 野山で大きなユリの花が目立つが、こちらも忘れてはいけない。アスファルト道路の隙間でたくましく生きているのはユリ科ネギ属の「ニラ(韮)」。小さな花に注目すると、見事に均整の取れた美しさ。
 さて厳しかった残暑も今日は朝から雨模様で、久し振りの30℃以下。ようやくしのぎやすくなったものの油断はできない。体調の変化には十分気をつけよう。芸能人は歯が命だが、サラリーマンは身体が資本。レバニラ食べて頑張ろう!!
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タヌキマメ・2~月夜

 今日は、6年半振りの皆既月食。ところが関東地方は夕方から激しい雷雨でせっかくの天体ショーは見られず仕舞い。さて月夜の晩とくれば、證誠寺のタヌキ。
 ♪しょ しょ しょじょじ しょじょじの庭は~ の證誠寺は、千葉県木更津にある。今でもタヌキが出るかどうかは地元の人に聞いてみなければわからない。
 多摩ニュータウンのタヌキと言えば、スタジオジブリ映画の 『平成狸合戦ぽんぽこ』 が有名だが、さすがに今はその姿はない。街ではタヌキに似た体形の人を時々見かけるが、長池公園にもタヌキがいた。写真は、よくぞこんな名前を付けたものだと感心させられる「タヌキマメ(狸豆)」。マメ科タヌキマメ属の一年草。毛むくじゃらの萼片を、狸の姿に見立てたものだが、青い花まで狸の顔に見えてくるので面白い。
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ブタクサ・2~飛散

 この写真のメインは花ではなく花粉。「ブタクサ(豚草)」が咲き始め、花粉症の方にはまた悩ましい季節。かく言う私も花粉症だが、このブタクサには反応しないので助かっている。その花粉の飛散するところを撮ろうと思い、右手でカメラを構え、左手でブタクサの先をつついてみた瞬間がこれ。お陰で花のほうはピンボケで悲惨。ブタクサの姿をきちんとご覧になりたい方はこちらへ。
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ヤブミョウガ・8~青紫色

 見るたびに色の変化が楽しめる「ヤブミョウガ(藪茗荷)」の実。今日は青紫色の宝石がズラリと並んでいた。カミサンを連れてきて 『ほら、こんなに綺麗だよ。』 と見せてあげたいところだが、 『私は、こんなやぶ蚊のいる所より、ティファニーの宝石が良い。』 と言われるのがオチ。ヤブミョウガならぬ “やぶ蛇” になるのは間違いない。
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モミジガサ・3~開花

 白い珊瑚のような蕾が開くと、今度は丸まった柱頭の形がユニークな「モミジガサ(紅葉傘)」。キク科コウモリソウ属の多年草で頭花は5つの小花からなる。中央の頭花は3つの開花が確認できるが、その左では、咲き終わっているが5つの柱頭が確認できる。柱頭はまさにネジ巻きの形。
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