シライトソウ

 姿を見てとてもユリ科の花とは思えず、ヒトリシズカを思い浮かべてしまった東京薬科大自然観察路の「シライトソウ(白糸草)」。ショウジョウバカマがユリ科だと聞けば、なるほど納得できる。色が違うが、試験管を洗うあのブラシの形そっくり。ところが学名のキオノグラフィスは “雪の筆” と言う美しい意味で、試験管ブラシの発想はちょっと拙かった。
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エンレイソウ・2~実

 春先に渋い色の花を咲かせていた「エンレイソウ(延齢草)」。再び東京薬科大を訪れてみると緑色の実ができていた。和名の延齢を見ればその実ば身体に良さそうだが、秋には黒く熟して食べられるようだ。但しここの実を採るわけにはいかない。
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タケニグサ・3~若葉

 道端で急に目立ちだした「タケニグサ(竹似草)」。ケシ科タケニグサ属の多年草で高さは2メートルにもなる。名前の由来は竹と一緒に煮ると柔らかくなるという俗説もあるが、茎が中空で竹に似ていることが正しいようだ。また竹のようにすぐに背丈が伸びるし、花のあとのサヤが風に揺れて竹やぶの笹のようにサラサラと音を立てて鳴る様子に重ねたのかもしれない。茎を切ると黄色い乳液が出るがこれはアルカロイドを含む毒だが、皮膚病の薬にもなるらしい。
 この若葉は、小山内裏公園の道端で見つけたものだが、日当たりの良いところでは既に70~80センチにもなっている。

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